私が初めて牛ホルモンを口にしたのは焼肉屋だった。よく「噛み切れない食感が苦手…」という人はいるが私はひとくち食べてすぐに大好物となった。一番の理由はやはり脂の甘さ(美味さ)である。そして一人暮らしを初めて以降はスーパーで見かけたら度々購入しては焼いて食べている。
・牛もつ鍋に対する悩み
そんな私にとって牛もつ鍋は美味しいことに変わりはないが、焼いた時のあの焦げや溢れ出る脂の良さがどうしても殺されてるように感じてしまうのだ。しかし牛もつ鍋の味自体は非常に完成されている。そこで折衷案として牛もつ鍋をそのまま炒め物にしてみようと思ったのがこのレシピである。
【材料】1人分
- 牛ホルモン 180g
- 水(茹でるため) 適量
- 冷凍青ネギ 2つかみ
- ニラ 30g
- 牛肉だしの素 小さじ2
- コショウ 少々
- おろしニンニクチューブ 約1cm
- おろしショウガチューブ 約2cm
- 調理酒 大さじ1
- 輪切り鷹の爪 ひとつまみ
- 白ごま 2つまみ
- レモン汁 小さじ1
【作り方】
- 牛ホルモンを下茹でする
まず、鍋にたっぷりと水を入れてお湯を沸かす。その後、牛ホルモンを全て入れて3分ほど茹でたら湯切りしておく。 - 牛ホルモンと野菜を炒める
次にフライパンに湯切りした牛ホルモンを加え、中火よりやや弱めで炒めていく。次第に牛ホルモンから油が出るのでそれを目処にニラ、冷凍青ネギの順で加えてさらに炒めよう。冷凍青ネギが解凍されたあたりで鷹の爪、そしてレモン汁以外の上記の調味料を全て加えよう。そしてフライパンを振って全体にからませたら火を止めてからレモン汁を掛けて再度2~3回フライパンを振って混ぜよう。
- お皿に盛り付けて完成
最後にお皿に盛って上から白ごまを1列になるようにまぶしたら完成だ。
・実食
写真を見て伝わると思うが、まさに牛もつ鍋が炒め物になった見た目をしている。1人で感激しつつさっそく一口食べてみる。噛むたびに牛ホルモンの脂の甘み、鷹の爪のぴりりとした主張、ニラとネギの食感、それらをクドく感じさせないレモンの爽やかな酸味…幸せが形となって口から胃へ運ばれていった。箸が止まらないというのはこのことか。
・まとめ
味 :★★★★★
手軽さ :★★★☆☆
見栄えの良さ:★★★★★
味、見栄えは申し分ない出来だった。茹でるための鍋、炒めるためのフライパンを準備することを考えると手軽さは少し下げざるを得なかった。ただ、牛ホルモンが手に入ったら必ず作ってほしい一品…いや逸品だと伝えておく。これはご飯が進む。そしてカロリーのことは考えるな。