\ワンタンの皮、余りがちっ!/
ワンタンと言えばひき肉を包んでそれを中華スープに入れて食べるのが一般的だ。あのちゅるんとした喉越しとプルプルの食感がたまらない人も多いだろう。だがその「ちゅるん」だの「プルプル」だのを、=ワンタンと思いがちではないだろうか?そう思った私は思い切って揚げてみることにしたのである。そのバージョンで作ったニラ玉スープが思いの外美味しかったのでレシピとして紹介させていただきたい。
【材料】1~2人分
- ワンタンの皮 10枚
- ひき肉 50g
- ニラ 20g
- 卵 1個
- 乾燥わかめ ひとつまみ
- サラダ油(揚げる用) 900ml
- 水 400ml
- おろしニンニクチューブ 約1cm
- 塩コショウ 少々
- 調理酒 大さじ1
- 醤油 大さじ3
- みりん 大さじ1
- 牛肉だしの素 大さじ1/2
- ラー油 適量
- 白ごま お好み
【作り方】
- ワンタンの揚げ麺を作る
まず、ワンタンの皮を10枚重ねて5mm幅で切る。そしてよくほぐしてから170~180℃で熱した油の中に入れてきつね色になるまで揚げる。揚げ終わったものはキッチンペーパーの上に乗せて余分な油を切っておく。 - ニラ玉スープを作る
フライパンに油を引かずひき肉を入れて中火で炒める。肉の色が変わってきたくらいで塩コショウ、おろしニンニクを入れて更に炒めてそのまま水を注ぐ。そこに乾燥わかめとニラを加える。味付けとして醤油、みりん、調理酒、牛肉だしの素を入れてひと煮立ちさせる。ちなみにこの牛肉だしの素は業務スーパーで売っているものでハイコスパにも関わらず非常に使い勝手がいいので常備をオススメする。 - 溶き卵を入れて掻き玉にする
スープが煮立つまでに卵を溶いておき、ひと煮立ちしたら一度火を止める。沸騰したときの泡がなくなったタイミングで溶き卵を回し入れる。数秒放置してから再び中火で温めてゆっくりかき混ぜるときれいな掻き玉になるぞ。もう一度煮立ったらラー油を回し入れて火を止める。 - 盛り付けて完成
スープが出来たら丼によそって、上から揚げ麺をどっさり乗せる。仕上げに白ごまをふりかけたら完成だ!
・実食
まず見た目が一種の創作ラーメンみたいに見えるのが面白い。先に沈んだ揚げ麺を掬いつつ食べてみるとパリッと感3割、トロッと感7割と言った具合の食感が新しい。しかしトロッとしたぶんスープを吸っているので非常に美味しい。勿論スープに浸かってない揚げ麺部分もそのまま食べることが出来る。サッとくぐらせる程度で食べてみるとザクザクしつつもまとったスープの美味しさをしっかりと連れてきてくれていた。あまりに美味しかったので、残ったスープにご飯を入れてねこまんま風にして最後の一滴まで味わってしまった。
・まとめ
味 :★★★★★
手軽さ :★★★★☆
見栄えの良さ:★★★★☆
「ワンタンは肉を包んだもの」「ワンタンはプルプル食感」というような固定概念を取っ払って新しいものを作ってみたが、かなり" アリ "だ。そしてひき肉も入っているので実質ワンタン麺の体裁を保っていると言ってもいい。これはワンタン麺の新しい姿なのかもしれない。