先日、カニカマを使ったレシピ、レタスを使った味の素公式のレシピを紹介させてもらった。今回はその時に残ったカニカマとレタスを使ってチャーハン、そしてわかたまスープを作ろうと思う。ただし、普段作っているレタスチャーハンと違って手で千切ったレタスではないものを使用した結果、意外な違いが生まれたので最後まで読み進めてほしい。
【材料】1人分
《レタスチャーハン》
《わかたまスープ》
- 水 200ml
- 卵 (チャーハン作りで残した分)
- 牛肉だしの素 小さじ1
- 醤油 小さじ1
- 乾燥わかめ ひとつまみ
- 冷凍青ネギ ひとつまみ
【作り方】
- 卵を溶く
まず卵2個を用意して溶く。洗い物を減らすためにスープを飲む用のお椀で溶くといいだろう。 - チャーハンの具材の準備
次にレタスとカニカマを用意する。レタスは葉を取って軽く水洗いしてから葉元を切り落とし、横向きで丸める。そして端から5mm間隔で千切りにしていく。カニカマは端を押さえながらフォークで縦に裂くことで細くほぐしておく。 - 炒める
具の準備ができたらフライパンに油を引いてカニカマ、レタス、粗挽き胡椒を入れて中火で炒めていく。レタスが油を吸ってしんなりしてきた頃に牛肉だしの素、オイスターソース、ご飯を追加してさらに炒める。ちなみにわたしの家のご飯は白米1.5合、押麦0.5合を混ぜたものを炊いて3等分にしている。食物繊維が豊富なのと押麦のプチプチ具合がお米全体がバラけやすくなるのでチャーハンにぴったりだ。 - 卵を加えて仕上げる
具とご飯がよく混ざってきたら溶き卵を1.5個分入れる。残りの0.5個分は後のわかたまスープ用に残しておこう。チャーハンにおいて卵をいれるタイミングは千差万別だが、私は最後に入れるようにしている。そのほうが卵に火が通り過ぎることなく、その上ご飯全体にうまく交わるからだ。 - わかたまスープを作る
残った溶き卵に牛肉だしの素、醤油、冷凍青ネギを入れてから沸騰させたお湯を一気に注ぐ。乾燥わかめはその後にいれよう。溶き卵の状態の時に乾燥わかめを入れてしまうとお湯を注いだ時にわかめに付着した溶き卵が固まってしまい、見栄えが悪くなってしまうからだ。最後にごま油、白ごまを入れたら完成だ。
・実食
カニカマの赤、レタスの緑、卵の黄色と見た目は非常によい。早速口に運ぶ。と、ここで普段食べているレタスチャーハンとの大きな違いに気がつく。レタスを感じないのである。千切りにしたからだろうか、シャキシャキという食感はなくレタスの味もしないのだ。一瞬勘違いだと思ってさらに食べ進めたがやはりレタスの存在を感じないままだった。
・まとめ
味 :★★★☆☆
手軽さ :★★★★☆
見栄えの良さ:★★★★☆
レタスチャーハンを食べたいと思って作っていたので思わぬ結果に驚きを隠せないが、たしか料理の世界では切り方1つで感じ方が変わるのだという。今回の件も正にその法則が当てはまるのではないだろうか。だが、悲観したまま終わってしまうのはもったいない。ポジティブに捉えるなら、野菜嫌いな人でも千切りにしてチャーハンの具にすることで気にせずたくさん食べられるのではなかろうか。チャーハンとサラダで食卓に並べるよりも洗う皿も減らせるし一石二鳥だろう。私は手で千切った従来のレタスチャーハンを作り続けることにするが、気になった人は試してみると良い。面白いほどレタスが「消える」ぞ。