ペペロンチーノは正式名称をアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノといい、アーリオ(ニンニク)、オーリオ(オイル)、ペペロンチーノ(唐辛子)というまさかの食材名を並べただけと知った時の肩透かしと同時に「イタリア語の語感のカッコよさズルすぎんだろ!」と思ったのは私だけではないはずだ。またその手軽さに反してレストランのレギュラーメニューの座に君臨する美味さからも素晴らしい料理であるのは言うまでもない。しかしあのニンニクアブラと唐辛子のピリ辛さをスパゲッティだけに留めるのはもったいないと思ったのが今回のレシピ開発のきっかけである。丼物で食べても絶対美味いはずだ。早速作ってみよう。
【材料】1人分
- ニンニク 3片
- オリーブオイル 大さじ2
- 塩 小さじ1/3
- 豚こま肉 80g
- 冷凍ほうれん草 30g
- 鷹の爪 ひとつまみ
- 粗挽き胡椒 少々
- ご飯 茶碗1杯
- 卵 1個
【作り方】
- ニンニクチップを作る
まず、ニンニクの皮を剥いて薄切りにする。フライパンにオリーブオイルを引いてそこにニンニクを入れて弱火で熱して香りを移していく。ニンニクチップが素揚げされてきたら一旦取り出しておこう。 - 具材を炒めてご飯に盛る
ニンニクチップを取り出したら、オイルの入ったフライパンに塩、豚こま肉、冷凍ほうれん草を入れて弱火寄りの中火で炒めていく。冷凍ほうれん草が解凍できた辺りで鷹の爪を入れて全体に広がるように炒めてからどんぶりに盛った御飯の上に乗せよう。 - 目玉焼きと揚げたニンニクチップをトッピングする
ペペロンチーノ豚丼としては既に完成したが、彩りとちょっとしたゴージャスさを出すために最後にフライパンに卵を落として目玉焼きを作って上に乗せよう。あとは最初に揚げたニンニクチップと粗挽き胡椒を振りかけたら完成だ。
・実食
丼の上にはうす茶色をベースとしてほうれん草の緑、鷹の爪の赤、ニンニクチップのきつね色、目玉焼きの黄色と白と思った以上にカラフルに着飾っている。早速食べてみると案の定というかニンニクオイルと塩というシンプルな味がご飯の甘みと合わさって" 最強 "になっている(語彙力の欠如)潰した目玉焼きから溢れる黄身とニンニクチップのザクザク感のギャップを一口で堪能できるのがいい。目玉焼きのアイデアは大成功だった。
・まとめ
味 :★★★★☆
手軽さ :★★★★☆
見栄えの良さ:★★★★☆
思いつきで始めた料理だが想像通りの美味さを体験でした。やはり麺だけでなくご飯で掻っ込んでも美味かった。しかし考えてみれば、米(炭水化物)+オリーブオイル(油)+塩(塩分)というトリオが美味さの黄金方程式だったので約束された成功だったのだ。
今回のレシピで強いて弱点を挙げるならば豚こま肉ではなく豚ロースなどのぶ厚い肉で作ればもっと豚丼感を強めたものができそうだなと感じた。みなさんが真似する際はぜひ分厚い肉で堪能してほしい。