チンジャオロース(青椒肉絲)は代表的な中華料理の一つだ。牛肉やタケノコやピーマンを全て細切りにして炒めた姿は特徴的だ。しかし、もとより濃い味付けが特徴の中華料理に単体で焼くだけで美味しい牛肉を使うのは中々の贅沢だ。昨今の物価高騰を鑑みてもおいそれと自炊で作るにはハードルが高い(私が貧乏性なだけ?)。というわけで今回はそんな庶民である私の味方の鶏むね肉を使っても美味しいチンジャオロースが作れるのでレシピを共有させてもらいたいと思う。
【材料】1~2人分
- 鶏むね肉 150g
- 塩 少々
- 粗挽き胡椒 少々
- 片栗粉 大さじ1
- サラダ油 大さじ4
- 冷凍パプリカ 20g
- 細切りタケノコ 110g
- 調理酒 大さじ1
- 醤油 大さじ1
- 砂糖 小さじ2
- オイスターソース 小さじ2
- 顆粒鶏だし 小さじ2
- 五香粉(ウーシャンフェン) お好み
【作り方】
- 鶏むね肉を切って片栗粉をまぶす
まず鶏むね肉の皮目を下にしてそぎ切りする。その後、塩と粗挽き胡椒で下味を付けて片栗粉をまぶしてよく揉み込んどく。 - 鶏むね肉を揚げ焼きする
フライパンにサラダ油を引いて中火で熱し、1分ほどしたら片栗粉をまぶした鶏むね肉を揚げ焼きにする。何度かひっくり返しつつ、ちゃんと肉がピンクから白に変わるのを確認すること。 - 野菜と一緒に炒めて完成
揚げ焼きにしている間に耐熱皿に冷凍パプリカを入れてラップをして700W1分レンチンする。火を通し終わった鶏むね肉は一旦パプリカの入った皿に移して、フライパンの余分な油をオイルポットなどに戻す。再び中火にかけて細切りのタケノコを入れて軽く炒めながら水気を飛ばす。
そして鶏むね肉と解凍したパプリカを入れる。具材をすべて入れたら調理酒、醤油、砂糖、オイスターソース、顆粒鶏だしを入れてザッザッと混ぜる。お好みで五香粉をふりかけたらお皿に盛って完成だ。
・実食
出来上がった見た目はさすがに一般的なチンジャオロースとは違うがこの美味そうな茶色はそっくりだ。早速食べてみる。片栗粉をまぶして揚げ焼きした鶏むね肉はパサつきとは無縁のぷりっぷり加減に驚かされる。タケノコやパプリカはそのシャキシャキ感が鶏むね肉のぷりぷり感とギャップがあって面白い。そして鶏むね肉の衣の片栗粉が溶け出してく過程で合わせ調味料を吸っているので味がしっかりと染み付いていて美味い。ご飯と交互に食べているが本当無限に食べられるんじゃないかと錯覚するほどだったぞ。
・まとめ
味 :★★★★★
手軽さ :★★★☆☆
見栄えの良さ:★★★★☆
今回も晩ごはんの主菜としてバッチリな仕上がりだった。掛かった材料費もおおよそ150円程度だろう。やはり自炊は自由で安くて最高だ。牛肉を使った本格的なチンジャオロースはもちろん文句なく美味しいけど、鶏むね肉を使っても美味しいのが作れるので「鶏むね?パサパサじゃん…」と思わずに思い切って買ってみて試してみてほしい。コツは片栗粉を使うことだ。