当ブログでは過去に砂肝のレシピを扱ったことがある。その際はいずれも唐揚げにするレシピだった。砂肝のコリコリに衣のザクザク感を加えて食感をより一層楽しむものとなっているのでそちらに興味がある人はぜひ一読することをオススメする。
そして今回は砂肝を使ったアヒージョを作ろうと思う。アヒージョといえば野菜のイメージがあるだろうが、ニンニクの香りがしたオリーブオイルを吸った砂肝の美味しさは格別なのでぜひ紹介させてもらおう。
【材料】1~2人分
- 白菜の葉 1枚
- ニンニク 1個
- 砂肝 5個
- 鷹の爪 ひとつまみ
- オリーブオイル 大さじ3
- 塩 小さじ1
- ぶなしめじ 10g
- 粗挽き胡椒 少々
【作り方】
- 野菜の下準備
まず白菜の葉を横にして3~5mm幅程度で細切りにする。ニンニクは根本を切り落としてから包丁の腹で軽く潰すことで皮を剥く。 - 砂肝の下処理をする
次に砂肝の下処理をする。2コブで1セットなのでまず2つに分断する。その後、銀皮を削ぐように切り落とす。最後にコブに横に切り込みを3~4箇所入れておく。 - オリーブオイルで煮込む
小さめのフライパンを用意して切った白菜、ニンニク、砂肝を入れる。そこに鷹の爪、オリーブオイル、塩を掛けて弱火で煮込んでいく。
3分ほど煮込んだ辺りで最後の食材のぶなしめじを入れてさらに煮込んでいく。白菜の嵩が減った辺りで火を止めて最後に粗挽き胡椒をふりかけたら完成だ。
・実食
クタクタに煮込まれた白菜としめじ、そしてぷりんとした砂肝が非常に目を引く逸品ができた。さっそく食べてみる。さすが白菜と言うべきか葉の形状からしてオリーブオイルが内にも外にも絡んでいるので非常にオイリーだ。だがニンニクの香りと塩っけ、鷹の爪の辛味のおかげで不思議と胃もたれする気は起きない。だがこれは明らかにパンの出番だ!そう思って食品棚にしまってあったバケットを急遽切り分けて、オイルに浸したり具を乗っけて堪能させてもらった。
そしてメインの砂肝。コリコリとした食感は前提として切り込みを入れていたので細部までオイルが染み込んでいた。コリコリ食感なのにジュワッと味を感じられるのが最高だった。「焼き」でも「揚げ」でもなく、油で「煮込む」という調理法がここまで合うとは正直予想外だったぞ。
・まとめ
味 :★★★★★
手軽さ :★★★★☆
見栄えの良さ:★★★★☆
欲を言えばスキレットで調理したかったところだがダイソーに売っている小さいフライパンでも十分に調理可能なので参考にしてほしい。またオリーブオイルは昨今の価格高騰で大量消費するのはやや心苦しいところはあるが、それに見合った味とクオリティーを保証できるしアヒージョのあとに残った油はペペロンチーノなどのパスタ料理に使うこともできるので、砂肝とオリーブオイルがある方はぜひ一度作ってみることをオススメする。