
大学いもの発祥は昭和の初め頃、東京・本郷の定食店が発祥とも言われている。 近くの東京大学の学生の間で人気となり、いつしか大学いもという呼び名が定着したのだそう。長年「なぜ調理名に大学?」と思っていたので知ることが出来てスッキリした。
話を本題に戻そう。実は私は大学いもを食べたことはあれど自作したことがまだない。いつものように業務スーパーに買い出しに赴いた際にサツマイモが安く手に入り、その時に大学いもの存在を思い出したのだ。調べてみると大学いものレシピに豊富にあったのだが、参考にしたサイトDELISH KITCHENでは一般的な作り方とレンチンでの作り方があったので、せっかくなら両方作って味の差を確かめてみようと思うぞ。
delishkitchen.tv(一般的な作り方)
delishkitchen.tv(レンチンでの作り方)
※今回、2つのレシピを1つの記事でまとめるので材料を列挙すると冗長だと判断し、写真とともに作り方を実況していく形にする。(材料や詳しい分量は参考元のレシピを再生してほしい)
- さつまいもを切って水にさらす
まずサツマイモを流水で洗って土や汚れをしっかり落とす。両端は切り落としてから5~6mm幅に輪切りしてからさらに3~4等分縦に切り分ける。切り分けたあとはボウルに張った水にさらして10分ほど放置する。
1本が既に太すぎたので半分だけで作ることにする(だいたい400g) 
一旦輪切りにして… 
一旦水にさらしておく(ここまでは両レシピ共通の工程) - (一般的な作り方)水気を切って2度揚げする
ボウルからサツマイモを取り出してキッチンペーパーなどでしっかり水気を拭き取る。油をたっぷり入れた鍋を中火にかけて3分ほど待ってからサツマイモを数回に分けて3分ほど素揚げする。一度取り出して少し休ませてから再度油に入れて1分ほど揚げ直す。
揚げるからしっかり水気は拭き取ってね! 
素揚げしてる間もなんだがほんわりサツマイモの甘い匂いがする 
一度目の揚げ終わりの様子 中に火が通ってホクホクしてる 
2度目の揚げ終わり 揚げ色的にもうちょっと早く引き上げても良かったかも - (一般的な作り方)タレを作って絡める
フライパンに水、砂糖、醤油を入れて中火で熱して沸騰しとろみが出るまで待つ。火を止めたら素揚げした先程のサツマイモを加えてよく絡める。
はちみつを加えるパターンもあるらしいけど赤ちゃんに食べさせないようにね 
沸騰した時に出る泡にやや粘度が出たら火を止めて! じゃないと今度は苦くなる 
絡めてるときってなんでテンション上がるんだろう?(笑) 最後にお皿に盛って上からごま塩(黒ごまでも可)を振りかけたら完成。
…うん、素人が初めて作ったにしては完璧過ぎる見た目で思わずニンマリしてしまった。実際に食べてみるとカリっホクとした食感、砂糖醤油の甘じょっぱさとサツマイモの甘味のシナジーが凄い。黒ごまではなくごま塩を使ったことによって塩っけもちょい足しされていて、次々食べたくなる。思わず誰かに振る舞いたくて仕方ない衝動に駆られるほど美味しかった。家庭の自作でこれだけ美味しく作れるならレギュラーメニュー入りさせても良いかも?←
完成! 
めっちゃ美味いしザ・大学いもって感じ! さすが正攻法!! - (レンチンでの作り方)クッキングシートにサツマイモを詰めて調味料と絡める
次はレンチンで手軽に作れるやり方を試そう。クッキングシートを正方形に切って対角線で折り目を付ける。中心部に水気を切ったサツマイモを並べてそこにサラダ油、砂糖、醤油を加えて箸で混ぜる。
揚げるわけじゃないけどサラダ油が必要なんだってさ~ 
砂糖醤油味ってのはこっちでも共通らしい 油をまとって既に照りが出てる(笑) - (レンチンでの作り方)クッキングシートで包んでレンチンする
クッキングシートの手前と奥の角を持ち上げて短く数回畳んでいく。その後、左右の角は外向きにねじることでサツマイモを包んだ状態を作る。そして耐熱容器の上に乗せて500W6分レンチンする。(折りたたむ手順は参考元の動画を見たほうが分かりやすいかも!)
写真だと伝えるのが難しい~ ココを合わせてクルクル折りたたんでね! 
両端をねじる時に絡めたときの醤油やサラダ油が出ないよう注意! - (レンチンでの作り方)混ぜてごま塩を掛けて完成
レンチン後はクッキングシートを開けてごま塩(黒ごまでも可)を振りかけてうちわで扇ぐなどして中身に風を当てながら砂糖を冷やし固めるイメージでサツマイモ全体にタレを絡めたら完成だ。
レンチン後の様子 揚げではないのでホクホクさを前面に押し出してる感 
よーく絡めよう、ココが大事 
完成!
レンチン調理での見た目も悪くはないが、はじめに作った一般的な作り方の見た目と比較するとなんかこう…素朴?というか力なさを感じる。まあレンチン調理故にカリカリではなくホクホクメインの食感だからしなっとした見た目のせいだろう。味はどうだろうか?味もフライパンでタレをしっかり熱して作ったのと違うので甘じょっぱさがどうしてもぼやけている感じがする。美味しいことは美味しいが、一般的な作り方を味わったあとだとなおのこと「全部普通に作ればよかったかも」という気持ちが強く出てくる、そんな惜しい大学いもとなった。
美味しいんだけどね、やっぱり”ホンモノ”を知ったあとだと…(苦笑)
・総評
初めての大学いも作り、一般的な作り方とお手軽レンチン法を試してみたが味や食感や見栄えのいずれをとっても一般的な作り方が勝っていたことを踏まえると、結論としては「急がば回れ」と言わざるを得ない。無論、レンチン調理の大学いもも美味しいことは美味しいので揚げ物鍋や油を用意するのが難しい人はこちらを採用スべきだろう。
まあ一般的な作り方もそこまで大変な工程ではない(揚げ物鍋とフライパンを使う手間はあるが)ので、可能な限り正攻法で作ることを強くオススメする。この手間は掛けるだけの価値があったぞ。
~Fin~