
ハンバーグ、それは老若男女問わず広く親しまれ愛される料理だ。日本ハンバーグ協会によるとその歴史の発端はいわゆる「タルタルステーキ」というものにたどり着くらしい。13世紀頃、中央アジアの騎馬民族タタール族が道中の食材として馬を使用していた。ただし馬肉は硬く筋張っていたので食べやすくするために切った肉を馬の鞍の下に置いて乗り手の重さで潰しつつ馬の体温の高さを利用して柔らかくしておき、食べる際は更に細かく切り叩いて調理していた。「硬い肉を柔らかいミンチにして食べる」という調理法がタルタルステーキの始まりらしい。そしてそのタルタルステーキはタタール族の侵攻によってドイツへ広まり、時代は進みアメリカへ移民したドイツ人によって今日に至る私たちのよく知る成形して両面を焼いたハンバーグ(ステーキ)になったというわけだ。
ただ、長々とミンチ肉によるハンバーグの歴史を語ったが今回はミンチ肉の代わりに大根とツナを使うつもりだ。こうすることでミンチ肉に含まれる脂の多さやカロリーを大幅にカットすることが出来る。以前、当ブログでは同じくヘルシー路線として豆腐ハンバーグのレシピも公開したが、ひょっとしたらそれすらを上回るヘルシー料理になるかもしれない。ではさっそく作ってみよう。
【材料】1~2人分
- 大根 1/3本
- ニラ 20g
- ツナ缶 1缶
- 和風顆粒だし 小さじ2
- オイスターソース 小さじ1
- おろしニンニクチューブ 約2cm
- 片栗粉 大さじ3
- サラダ油 大さじ1
《合わせダレ》
- 冷凍カット青ネギ 30g
- 醤油 大さじ1
- 酢 小さじ1
- ラー油 小さじ1
【作り方】
- 具材の仕込みをする
まず大根を1/3本用意する。それをさらに1/3だけ切り取る。両方とも皮を剥き、1/3のほうは粗みじん切り、残りの2/3は大根おろしにして水気は切っておく。
できれば大根は根本(葉に近いところ)を使うと良い 甘いからね 
粗みじん切り部分がハンバーグに食感をプラスさせる 次にニラを用意する。ニラは5mm幅程度に刻んでおく。

ニラは彩りと風味のアクセントになるよ! - 具材と調味料を混ぜる
ボウルに粗みじん切りにした大根と大根おろしと刻んだニラを入れる。そこに油を切ったツナ、和風顆粒だし、オイスターソース、おろしニンニク、片栗粉を入れてスプーンなどでよく混ぜる。
この料理の良いところはハンバーグに必要な卵や牛乳やナツメグもいらないところ! 
小麦粉は使わない 片栗粉でまとめることでモチモチ感もでるという寸法だ 
大根おろしの残った水気がちょうどいい塩梅に片栗粉と繋がってくれる - 合わせダレを作りつつ焼いて盛り付ける
小さめのボウルを用意してそこに冷凍カット青ネギ、醤油、酢、ラー油を入れて軽く混ぜて合わせダレを作っておく。
こんな簡単な合わせダレでいいの?と思うかもしれないが、”これがイイ”のだ
そしてフライパンにサラダ油大さじ1の半分を入れて中火で熱し、スプーンで掬った大根ツナハンバーグのタネをフライパンに落として両面を焼いていく。こんがりと焼き目がついたらお皿に盛り付けて最後に合わせダレをかけて完成だ。
生肉を使っていないからこそ生焼けを気にしなくて良いのが地味に嬉しい 
完成!
・実食
上から掛かった青ネギ入りの合わせダレのおかげもあってかパッと見は普通のハンバーグのようにすら見える。さっそく食べてみよう。食感は外側はすこしサクッとしているがきっと片栗粉の効果だろう。中は大部分がおろし大根なのでしっかり合わせダレを吸っている。そして粗みじん切りの大根とツナがギュッとした食感をプラスしてくれていて食べごたえもある。もともとさっぱりめのハンバーグだが合わせダレの濃い味付けがご飯の消費量を増やしてしまう困った料理(褒め言葉)になっていたぞ(笑)

・まとめ
味 :★★★★☆
手軽さ :★★★★★
見栄えの良さ:★★★☆☆
今回はスプーン大サイズのコンパクトさで作ったがカロリーが低いので大きく1つ2つくらいにまとめて従来のハンバーグサイズで作って主菜にしても良いかもしれない。酸っぱ辛い合わせダレを掛けているのでこのサイズならお酒のおつまみにも良いかもしれない。大根を買った人はぜひ一度作ってみてはいかがだろうか。