
皆さんはニョッキを食べたことがあるだろうか?ニョッキというのはイタリア発祥の勝利でじゃがいもと小麦粉を混ぜて練り上げたショートパスタの一種だ。じゃがいもが入ってる分ほかのパスタと違ってモチモチとした食感が特徴的。じゃがいも以外にもサツマイモやかぼちゃなどを代わりに練り込むタイプのニョッキも今はあるらしい。
本来、自炊というのは外食や同種の惣菜を買うより安く済ませられるという利点があるが果たしてニョッキはどうだろうか?スパゲッティなどは専用のパスタマシンが必要だし明らかに自炊ではなく麺は買ったほうが安上がりだろう。しかし練り込んで成形して切る必要のないニョッキならどうだろうか?その疑問を解消すべく実際に作ってみたぞ。
【材料】1人分
- じゃがいも(小) 4個
- 強力粉 100g
- オリーブオイル 大さじ1
- 塩 小さじ1/2
- 牛乳 200ml
- 調理酒 大さじ1
- ピザ用チーズ 30g
- オレガノ 3振り
- 粗挽き胡椒 少々
【作り方】
- じゃがいもを茹でてペーストにする
まずじゃがいもの皮を剥いて1cm幅程度に切る。小さめの鍋に水をたっぷりと入れて沸騰させたら弱火にしてじゃがいもを入れて10分ほど煮る。
小さめのじゃがいものほうが早く中まで煮れるからね 
さらに切り分けて煮る時間を少なめに時短! 
レンチンで蒸す事もできるけど水分が抜けちゃってぱさつくからね - ペーストにして強力粉を混ぜて捏ねる
蒸したじゃがいもはボウルに取り出して熱いうちにスプーンの背などを使って潰してペーストにする。そこに強力粉、塩、オリーブオイルを入れて更に混ぜる。始めはボソボソとしているけど根気よく混ぜていくことでひと塊になっていくぞ。
しっかり潰してペーストにしよう 
ど~してもボソボソとしっぱなしの場合は小さじ1ずつ水を入れてみてね - 成形して茹でる
塊になったら直径2cm程度の棒状に伸ばしてそこから2cm幅間隔で千切って丸めてニョッキの生地を分ける。その後、ニョッキに凹凸を付ける。一般的にはフォークの背を押し当てて凹凸を付けるが今回は瓶の口を押し当ててみたぞ。
この量で大体20個くらいのニョッキができる 
押し込みすぎると瓶の口の中に生地が入っちゃうので注意(笑)
その後、鍋にたっぷりの水を用意して沸騰させてニョッキを入れて茹でる。浮き上がってきたら2分ほど待ってザルに揚げる。
一気に茹でちゃって大丈夫っぽい 
茹で上がったニョッキの様子 - チーズクリームソースを作って煮込んで完成
フライパンに牛乳、調理酒、ピザ用チーズ、オレガノ、粗挽き胡椒を入れて中火でひと煮立ちさせる。その後ニョッキを入れて2分ほど煮込んだらお皿に盛り付けて完成だ。
ホントは粉チーズとかのほうが溶けやすいんだろうけどこれしかないから… 
ひと煮立ちさせたらニョッキを入れて最後の仕上げ! 
完成!
・実食
チーズクリーム煮ゆえ見た目は白一色でそれほど映える出来栄えではないが肝心は味だ。さっそく食べてみよう。
瓶の口を押し当てて作った凹凸のおかげで溝の部分にチーズソースが流れ込んでいてその味をしっかりと味わうことができる。肝心のニョッキだがモチッとした食感がスパゲッティとは全く違っていてニョッキらしさを十分に再現できていた。もちろんニョッキそのものの味はほとんどないがチーズクリームソースのその塩っ気が十分にマッチしている。ただ、チーズクリームソースも自分なりの想像で作ったためか市販のパスタソースと絡めたほうがもっと美味しかったかもしれないとは感じた。

・まとめ
味 :★★★☆☆
手軽さ :★★☆☆☆
見栄えの良さ:★★★☆☆
結論から言うと「ニョッキも絶対に買ったほうがいい」だ。材料費の面で見れば安上がりかもしれないが、蒸すために茹でる→ペーストにする→成形する→茹でる→ソースを作るという工程があまりにも長いし洗い物の回数も多すぎた。一応、2食分くらいはいってるニョッキが業務スーパーで300円以下で購入できるのでニョッキも食べたいと思ったら素直に既製品を買ったほうが手軽に満足できるだろう。ただし、成形していろんな凹凸を付ける工程は楽しかったのでお子さんがいる家庭などで経験としてやってみるのはありかもしれないな。
~Fin~