
学校給食の話題といえば必ず挙がるであろうきなこ揚げパン。コッペパン丸ごと1本を油で揚げて、きなこと砂糖をまぶすという和風なのにアメリカに毒されたかのような調理法が特徴的だ。あの甘じょっぱくて美味しい食べ物がコッペパン1本ぶんも食べられるとあって、当時から子どもの中でおかわり争奪戦必至の人気メニューだったはず。最近はめっきり減ったが、一時期はきなこ揚げパン専門のキッチンカーすら見かけたことがあるほどだった。
今回はそんなきなこ揚げパンを食パンを使って再現してみようと思う。ちなみに油に潜らせて揚げる正規の方法だとさすがにカロリーと胃もたれが怖い(笑)ので、今回はフライパンで揚げ焼きするスタイルを取ることにしたぞ!
【材料】2人分
- 食パン(4枚切り) 2枚
- サラダ油 大さじ3
- きなこ 40g
- 砂糖 大さじ2
- はちみつ 適量
【作り方】
- 食パンを切って揚げる
まず食パン(4枚切り)を9等分になるように賽の目切りにする。その後、フライパンにサラダ油を引いて弱めの中火で熱して30秒ほどしたら食パンを入れて時折箸でひっくり返しながら全面に焼き色をつけていく。
ぜっっっっったいに厚切りがおすすめ! 
これでも油が多いように見えるけど、潜らせるのと比べたらどれだけヘルシーか 
トースターの熱よりも高いので割とこまめにひっくり返し続けよう - きなこをまぶして盛り付けて完成
食パンをひっくり返す傍らである程度深底のタッパーを用意する。そこにきなこと砂糖を加えて一度蓋をして軽く振って混ぜる。
タッパーを使うことでまぶす際にきなこや砂糖が周りに溢れるのを防ぐ! 
こんな感じで全体的にきなこと砂糖が混ざり合うようにしとこうね
焼色の付いた食パンを数個入れたら蓋をして振ってきなこを全体にまぶそう。あとは山盛りになるように盛り付けてはちみつを上から掛けたら完成だ。
一気に入れたら振ってもまぶせないから数個ずつね 
完成!
・実食
上に掛けたはちみつのお陰でテラテラとした見た目も相まってまるで食べられる宝石のような風格だ。揚げ焼きされた食パンの熱気に当てられてか、すでにきなこの香ばしい匂いが漂ってきて生唾を飲んでしまう。さっそく食べてみよう。
食パンは外がガリッとしてハードな食感かと思わせておいてすぐに中のふんわりさがお出迎えしてくれる。さらに油を吸ったことによってジュワッとしており、そこにきなこ砂糖の甘じょっぱさが合わさって文字通り”最強”だった。給食で食べたときのようなジャンキーさはなく、どこか口当たりの優しい気品のある仕上がりになっていて全部食べてちょうど満腹といった具合だったぞ!

・まとめ
味 :★★★★★
手軽さ :★★★★☆
見栄えの良さ:★★★★★
今回のMVPは実ははちみつかもしれない。あれのお陰で見栄えの良さに拍車がかかったというか、お店のメニューっぽい見た目に仕上がったからだ。もちろんきなこや食パンとはちみつが相性がいいのは言うまでもないし、もし作るのであれば必ず用意しておいたほうが良いと伝えておく。あ~美味かった。久々に甘いもの食べたわ。幸せ~!!
~Fin~