パン作りは料理好きな私にとってお菓子作りの次に苦手なジャンルである。理由はお菓子作り同様、やたらと分量や時間に厳しい界隈だからだ。大さじ小さじ程度ならまだしも数グラム単位の計量がいくつもあるし発酵時間や回数も多いパン作りはどうしても手が伸びないままである。そこで今回はそんなズボラな私でも成功したソーセージエピのレシピを紹介しよう。参考にしたのは料理サイトクラシルだ。と言っても参考にしたのは分量がメインなので手順や発酵時間は我流アレンジになっているぞ。※参考動画も載せておくので併せて見てみてほしい。
【材料】2本分
- 砂糖 6g
- ドライイースト 3g
- 塩 2g
- お湯(40℃程度) 100ml
- 強力粉 120g
- 薄力粉 60g
- サラダ油 5g
- 粗挽き胡椒 3g
- ソーセージ 4本
- ピザ用チーズ 30g
- ケチャップ 適量
- 粒マスタード 適量
【作り方】
- 生地作り（一次発酵まで）
まずボウルと電子はかりを用意する。ボウルに砂糖、ドライイースト、塩、お湯を入れてホイッパーでよく溶く。つぎに強力粉と薄力粉を入れて手捏ねしていく。粉っぽくても生地がまとまったらサラダ油を入れてさらに捏ねて丸める。最後にボウルにラップを張って30度前後の室温で30分放置して一次発酵を促す。
個人的にまずこれらの調味料を先にお湯で溶いたほうが成功率が高いと思ってる 
強力粉だけじゃなく薄力粉もブレンドするのが良いらしい 
これくらい粉っぽくてもまとまりだしたらOK！ 油をいれることで粉っぽさが消える 
こんな感じで丸めた生地の端は下に集める形で！ ラップして発酵を待とう - 生地作り（ベンチタイムまで）
一次発酵を終えたら全体に粗挽き胡椒をふりかけてガス抜きのためにパンチを入れつつさらに捏ねる。再び丸めたら今度は濡れ布巾を被せて10分ほど放置する。
一次発酵後の様子 一次発酵ではまだ膨らみはそんなにすごくないのが普通らしい 
人生で一番粗挽き胡椒を使ったわ！ってくらい入れるといい 
捏ね終えたら濡れ布巾を被せてベンチタイムへ！ - 成形する
ベンチタイム後は薄力粉を打ち粉(分量外)にして生地表面とまな板の上にまぶす。生地を2等分したら麺棒で長方形に伸ばす。長辺の長さはソーセージ2本よりも少し長めがベスト。
打ち粉は麺棒にもまぶしたほうが伸ばしやすいぞ 
1本目はきれいな長方形にはならなかった…けど大丈夫！ 生地を伸ばしたらソーセージ、ピザ用チーズを端に並べてケチャップを掛ける。その後くるくると巻いて巻終わりをつねる感じで上に向ける。2本目はソーセージ、ケチャップ、粒マスタードで作ろう。それらをオーブンの受け皿に敷いたクッキングシートの上に乗せたらラップをふんわりと乗せて最後のベンチタイム10分で発酵を促す。
1本目はチーズ入り！ 
2本目はスタンダードなケチャップ＆粒マスタード！ 
ギュッギュッと巻終わりをつねることで焼いた時に開いちゃわないようにする 
うちはオーブントースターで焼くから1本焼いてる間にもう1本はベンチタイム - 焼いて完成
あとはオーブン(オーブントースター可)を5分ほど予熱で温めておく。その間にベンチタイムを終えたパン生地にキッチンハサミで9割ほど切り込みを入れる。切り込んで出来たブロックごとに左右にずらしてからオーブン(オーブントースター)で15分焼く。10分あたりで焼き具合を確認して焼色が付いていたら上からアルミホイルを被せて表面の焦げを防いでおこう。
うーん、お手本みたいなきれいな断面にはならなかった…難しいね 
完成！
・実食
見た目はやや歪ながらもエピであることは伝わるだろう。ちなみに焼き色は自画自賛したくなるほど丁度よく仕上がって満足している。ではさっそく食べてみよう。
エピと言えばちぎって食べるもの。ちぎりやすさは申し分なく簡単にひとくちふたくちサイズに切り分けることができる。食べてみると焼き立てパンの芳醇な小麦の香りが蒸気に乗って口内や鼻腔をくすぐる。具のソーセージもパキッ・ジュワッとした食感と弾ける肉汁が素晴らしくパンに合う。チーズ入りはさらに濃厚さやジャンクさも味わえるし、スタンダードなケチャップ＆粒マスタードタイプもホットドッグとは違った食感で差別化が図れていたぞ！
・まとめ
味 ：★★★★☆
手軽さ ：★★☆☆☆
見栄えの良さ：★★★★☆
一からパンを作るという以上、手軽さはないものの私のような初心者でも美味しい香り・食感・焼色のパンを焼くことが出来た。加えてソーセージエピという見た目に反して非常に簡単なタイプのパンも私向けだった。作っていて大事だと思ったのはやはり計量だが次点で打ち粉の存在だ。捏ねたり伸ばしたりする過程で打ち粉が足らないと粘り気のある生地が指や麺棒にくっついて作業がしにくくなってしまうので、打ち粉はケチらず使うときはしっかりまぶしたほうが良いぞ。
～Fin～
