
だし巻き卵、厚焼き玉子、卵焼き・・・ソイツはいくつもの名を持っている。一応、出汁の有無、地方での呼び名の違いなど細かな理由はあるものの大事なことは作るのが地味に難しいということだ。まず大前提にあの専用のフライパンが必要になる(上手い人は普通のフライパンでも作れてしまうらしいが)し、何回も巻くために油を毎回塗り直す手間、1回あたりに注ぐ卵液の調整など、ちょこんとした地味な見た目以上に求められる技術が高いのだ。しかし、先日フライパンすら使わずにきれいにあの形で作れるだし巻き卵のレシピを紹介しているYoutube Shortを発見してしまった。それはダイエット管理栄養士_森下久美子さんという方が紹介していたこちらの動画だ。使うのはポリ袋とタッパー、そしてレンチンのみという奇跡の御業に感動したのでさっそく参考にしつつオリジナリティも追加したバージョンで作ってみることにしたぞ!
【材料】1個分
- 卵 2個
- 絹豆腐 300g
- めんつゆ 大さじ1
- 若菜ご飯のもと 小さじ2
- 柚子胡椒 お好み
【作り方】
- ビニール袋に具材を入れてよく揉む
まずタッパーとポリ袋を用意する。ポリ袋に卵、絹豆腐、めんつゆ、若菜ご飯のもとを入れて袋越しに手でよく揉む。
穴が空いてないかは前もってチェックしといてね 
若菜ご飯のもとがわたしなりのオリジナリティ! 大好きなんだよねー若菜! 
正直、この時点での見た目はもろにゲ◯・・・← - レンチンする
ポリ袋をタッパーに入れる。この時、袋の端は上に持ち上げておくことでレンチンして固めたときにだし巻き卵のあの形に近づくぞ。
この一手間が地味に大事だと思う。 出来上がった形に拘らないなら別だけど…
あとはポリ袋の口は軽く巻いて閉じてからタッパーの蓋はせず600W4分レンチンする。もし固まっていないようであれば1分ずつ追加でレンチンして様子を見よう。
一応空気(水蒸気?)の逃げ道が残る程度にふんわりと閉じればOK 
我が家のレンジは参考動画どおりだと固まりきらなかった! +3分やった
だし巻き卵になったら粗熱を取ってから取り出して包丁で切って完成だ。お好みで上に柚子胡椒を乗せるのもアリだぞ。
当たり前だけど包丁が自重だけでスッと通る柔らかさ! 
完成! 撮影に使わない端っこは前もって食べちゃった(笑)
・実食
見た目はきれいな厚焼き玉子だし巻き卵だ。巻いているわけではないので渦状はないもののレンチンで作ったとはとても思えない。ではさっそく食べてみよう。
まず食感は絶妙な柔らかさで成り立っていると感じた。箸で少し慎重に掴まないと崩してしまうかもと思えるヤワさでありつつ、口に入れるとプチっと切れるような気持ち良さがある。卵だけでなく絹豆腐も混ぜているおかげかもしれない。そして単純にだし巻き卵としても非常に美味しい。それと私の思いつきで入れた若菜ご飯のもとも程よい塩っけがあり、また全体に散らばる緑のお陰で見栄えも一段階上がっている。柚子胡椒も乗せた部分を食べるとピリッとした独特の香味がいい味変になっていたぞ。

・まとめ
味 :★★★★☆
手軽さ :★★★★☆
見栄えの良さ:★★★★☆
今回はオール4というかなりの好成績のレシピだった。だし巻き卵は薄味だし水気も多い食べ物だからお弁当で持っていくような卵焼きの代わりには向いてないのでそこは注意しよう。むしろ朝ごはんや或いは晩酌のおつまみには抜群の相性を示すと思うのでぜひ一度あなたも真似してみてほしい。
~Fin~