
久々にパスタが食べたくなってきた。私が好きなパスタはカルボナーラなのだが、自炊するとなるとどうしても不安要素が2つほどある。それは”卵液が固まってボソボソになるかも…”と”フライパンや皿に残ったチーズが冷えたらオチにくい”ということだ。前者は未だに成功率は半々といったところで火加減ひとつのミスで最後の最後に台無しになるとすごく萎えるのだ(苦笑)また後者も相当な萎えポイントで、調理後や食後すぐにお湯にさらしてキッチンペーパーで拭き取ってから洗わないと、スポンジに残ったチーズのカスがこびり付いてしまい使い物にならなくなってしまう。以上の点からカルボナーラは食べたくても心的ハードルの高さのせいでなかなかキッチンに立つ決意がつかない。
そんな私に救世主のようなレシピがあった。それはカルボナーラではなくクリーム系パスタなのだがその濃さは確実にカルボナーラ以上。だれウマ【料理研究家】さんという料理系Youtuberの方が紹介していたツナわさびパスタというレシピだ。しかもこのパスタはワンパンで包丁やまな板いらずで済むというのも神がかっている。よし、さっそく真似してみよう!※参考にしたレシピも載せておくので併せて見てみてほしい。
【材料】1人分
- 鰹節 1パック
- ツナ缶(油漬け) 1缶
- 水 350ml
- 塩 ひとつまみ
- 塩昆布 5g
- スパゲッティ(乾麺) 100g
- めんつゆ 大さじ1
- マヨネーズ 大さじ1と1/2
- 本わさびチューブ 4cmほど
【作り方】
- 鰹節を乾煎りしてツナと和える
まずフライパンに鰹節パックの中身を出して弱火で3分ほど乾煎りする。鰹節の香りが立ってきたらツナ缶(油漬け)を油ごと加えてよく和える。
鰹節の乾煎りなんて簡単なのになんか玄人っぽいムーブでいいよね 
弱火のままだから油ハネも起きずに炒められるぞ! - 麺を茹でて水気を飛ばす
鰹節とツナを2分ほど炒めたら、水、塩、塩昆布を入れて中火で沸騰させる。沸騰したらスパゲッティ(乾麺)を入れて水気が少なくなるまで茹でる。
鰹節と塩昆布による優しいお出汁を作るイメージ 
乾麺を中心に立てて押し込むとお湯でだんだんしなってくるのでそこで離すといい 
これくらいになってきたら味付けに入るぞ! - 味付けして盛り付ける
水気が減ってきたタイミングでめんつゆ、マヨネーズ、本わさびを入れて麺全体に絡める。とろみが出てくるので火を止めたら麺→のこったソースの順に盛り付けて完成だ。
わさびはちょい高いやつを使うべき ホースラディッシュはNG! 
マヨネーズがクリームのような濃厚さになっていく~♪ 
完成!
・実食
ひと目でわかる濃厚さに感動を覚える。分量通りに作ればその通りになるのは当たり前っちゃ当たり前なのだが、やはり自分の目の前に動画で見て感動した食べ物があると思うとテンションは爆上がりしてしまうものだ。ではさっそく食べてみよう。
まず麺は最低限の水分で煮詰めるように茹でていたのでアルデンテよりほんの少し硬めに感じた。しかし食べるうえでマイナスポイントにはならない硬さでむしろこれを好む人も多いと思う。(私はいつも茹で時間眺めなので)そして味はソースが非常にとろみを帯びていて乾煎りした鰹節の風味と塩昆布のダブルの旨味で構成されているので最低限の具材ながら非常に奥行きのある味になっている。さらにわさびとめんつゆの組み合わせによってクリーム系パスタでありながらしっかりと和風っぽくまとまっていつつもマヨネーズによるストレートなジャンクさもいい子になりすぎてない感じがクセになる美味さだった。

・まとめ
味 :★★★★★
手軽さ :★★★★★
見栄えの良さ:★★★★★
これは文句なく満点だと思う。使う材料はどの家庭でも常備してあるようなものばかりで日持ちするので思い立ったときに作れるのが嬉しいし、なによりワンパンで作れるので洗い物も少なく済むのがズボラな私にはピッタリ。それでいてクリーム不使用でありつつクリーム系パスタとして堪能できるレベルなので久々にレギュラー献立入りさせていいかもと思えたぞ!
~Fin~