
サツマイモが美味しい季節になってきた。特に今週は台風の接近もあって雨も続いてずっと肌寒い日が続いている。こうなると食べたくなるのは体の芯から暖まれるもの。そう考えた私はサツマイモを使った味噌煮込みうどんを作ることに決めた。味噌煮込みうどんはもともと愛知の郷土料理で八丁味噌ときしめんを使い、土鍋で煮込むらしいがそこまで本格的なものを作るには色々と揃っていないので、あくまで”我が家流”ということで今回は話を進めていこう(笑)
【材料】2~3人分
- サツマイモ 200g
- 玉ねぎ 1/4個
- 椎茸 3個
- 豚バラこま肉 90g
- サラダ油 小さじ2
- 冷凍カットほうれん草 30g
- 削り粉 大さじ1
- 水 500ml
- 調理酒 大さじ2
- みりん 大さじ2
- 顆粒和風だし 小さじ2
- 合わせ味噌 大さじ2
- 冷凍うどん 2玉(400g)
- ごま油 ひと回し
【作り方】
- 具材の準備
まずサツマイモはよく洗って土を落としてから一口サイズの乱切りにする。切り終わったら水を張ったボウルに沈めて余分なデンプンを洗い出しておく。終わったら水を捨ててラップを張って500W6分レンチンする。
サツマイモってマジで形が安定しないよね 他の野菜って結構画一的なのに 
10分ほど浸しておいたら水は切っておこう
次に玉ねぎは皮を剥いてくし切りにする。椎茸は濡らしたキッチンペーパーでかさの表面を拭ってから石づきを落として5mm幅程度で細切りする。豚バラこま肉は適当な大きさに切り分けておく。
だいぶ大きな玉ねぎだったのでくし切りにしたのをさらに横に切ってみた 
もうちょい椎茸があれば敢えて切らずに十字の飾り包丁を入れるのもありかもね 
豚バラ薄切りだったら適当な幅で切るだけでいいんだけどね!(節約脳) - 具材を炒める
次にフライパンにサラダ油を引いて玉ねぎと豚バラ肉を最初に炒める。肉の色が変わるくらいまで炒めたら椎茸、冷凍カットほうれん草を入れて更に炒める。ほうれん草が解凍される程度まで炒めたら削り粉を加えて具材全体に絡ませる。
いろんな具材を炒める時は火が通りにくいものから炒めるんだ 
冷凍カットほうれん草ももちろん業務スーパー産 マジで使い勝手が良いんだ 
削り粉って案外使い道がないからだいたい残りがちなんだけどここで使うわ - 煮込む
具材を炒め終えたらサツマイモ、水、調理酒、みりん、顆粒和風だしを入れてひと煮立ちさせる。その間に冷凍うどんを耐熱容器に入れて500W5分レンチンして解凍しておく。ひと煮立ちしたら合わせ味噌と解凍したうどんを入れる。これによって一旦鍋の温度が下がるので、もうひと煮立ちさせて最後にごま油を回し入れたら完成だ。
今回は醤油は入れない なんとなく塩っ辛くなりすぎてしまいそうと思ったので 
”我が家流”なんでね、味噌なんて家にあるやつで良いんですよ 
うどんに限っては生麺より冷凍のほうが美味いからね 
完成!
・実食
見た目はザ・和風と言った具合で見ているだけでどこかホッとする。ごま油の香りが今すぐにでも口に運びたいと思わせてくる。ではさっそく食べてみよう。
まずスープが素晴らしい。煮込む過程でサツマイモが崩れてきていたのと削り粉のおかげでスープがザラッとしたとろみを生んでいる。そしてそのとろみの中に旨味とサツマイモの甘味、豚バラの脂、ごま油が溶け込んでいるので、このスープにごはんをぶっこんでねこまんまにして食べたいと思ってしまう。そしてうどんにもしっかり絡み、具材のサツマイモもホクホクとしていてその甘味を楽しめるし、豚バラのジューシーな食感で満足感もあるし椎茸のぷりっとした食感のアクセントが最後まで飽きさせない連携の取れた逸品となっていたぞ。

・まとめ
味 :★★★★★
手軽さ :★★★☆☆
見栄えの良さ:★★★★★
和風の家庭料理・郷土料理って洋食や中華と比べるとどうしても華が足りないと思いがちだがこの味噌煮込みうどんはいろんな色彩の具材が入っているので十分に戦える。そしてなによりザラッとしたとろみのある汁が一滴残さず飲み干したいほど美味いので、ぜひ寒くなる今から作ってみてほしい。余ったサツマイモは同じように乱切りしてご飯と一緒に炊いてサツマイモ入りご飯にしてみるのもありだぞ!
~Fin~