
私がパン屋に行くとついつい買ってしまいがちなのは明太フランスだ。バゲットをカリッと焼いたところに生の明太子をベタッと塗って食べる和洋折衷の極みのようなアレンジレシピだと思う。ただし店によっては先にバゲットに明太子を塗ってから焼いているところもあるがあれは非常にもったいない調理法だ。おそらく明太子の鮮度の劣化を先延ばしにできるように生で提供せずに焼いているのだろうが、やはり食感や味が落ちる。

今回は長年の明太フランス=塗ってある状態という固定概念をぶっ壊すレシピを考案した。そう、”塗る”のではなく”ディップ”するのだ。そしてせっかくなら明太フランスと同じくバゲットを使った人気レシピのガーリックトーストも同じくディップタイプにアレンジしてみようと思うぞ!
【材料】1~2人分
- バゲット 1本
《明太タルタルソース》
- 玉ねぎ 1/4個
- 明太子 1本
- マヨネーズ 大さじ1
- 梅昆布茶粉末 小さじ1/2
《ガーリックバターソース》
- バター 50g
- おろしにんにくチューブ 小さじ2
- 粉チーズ 小さじ1
- 粉末パセリ 少々
- 粗挽き胡椒 少々
【作り方】
- バゲットをトーストする
まずバゲットを1.5~2cm幅で切り分ける。切ったものはトースターで3分半焼く。焼き終わったら器に盛り付けておく。
ラスクみたいにして使うよ 
1/2本でもミッチミチだ! 
多いと思う? これ全部ペロリとなくなりますよ - 明太タルタルソースを作る
ちいさめの耐熱ボウルにみじん切りにした玉ねぎを入れて500W50秒レンチンする。その間に明太子の薄皮を切って中身をこそぎ落とす。レンチンが終わった玉ねぎにマヨネーズ、明太子、隠し味に梅昆布茶粉末を入れてよく混ぜておく。
普通の明太マヨでもイイんだけど、タルタルソースが大好きなんで・・・ 
これで業務スーパーで買った格安明太子も使い切った! 
隠し味の梅昆布茶粉末がいい感じに和風感を演出してくれるはず 
あとは混ぜるだけ! - ガーリックバターソースを作る
同じく小さめの耐熱ボウルを用意する。そこにバターを入れて500W40秒レンチンして溶かす。その後、おろしにんにく、粉チーズ、粉末パセリ、粗挽き胡椒を入れてよく混ぜたら完成だ。
ぶっちゃけマーガリンでも全然合うぞ! 
完成!
・実食
見た目はパン屋というよりもイタリアンでランチかディナーを頼んだときのような感じだ。ではさっそく食べてみよう。
まずお目当ての明太タルタルにディップしてみる。つぶつぶした明太とみじん切りの玉ねぎによる食感の豊富さのお陰で、液体なのに「食べている」という感覚に近い。味はもちろん最高で明太子のピリッとした辛さと魚卵の濃厚さがカリッカリのバゲットによく合う。バゲットの1/3ほどしか付けなくても十分すぎるほど濃くて食べごたえがあった。
そして一緒に作っておいたガーリックバターソースだがこれがとんでもないダークホースだった。塗って焼いているわけではなく、ようは油を付けて食べるスタイルなのでオイリーさが普通のガーリックトーストの比じゃない。焼いて水分を飛ばしたバゲットとその形状によってチョイ付けしたつもりでもガッツリとバターがまとわりつく。そしてそれを頬張る背徳感は最&高。おろしにんにくによる香りもすごいし、粉チーズによってさらにコクが追加されていて「こんなに食べちゃ太っちゃう!」と危惧する気持ちはあれど当然ながら手は止まらないのだ。結局最後の一滴をバゲットで拭き取ってまで食べてしまうほど美味しいソースだったぞ。


・まとめ
味 :★★★★★
手軽さ :★★★★☆
見栄えの良さ:★★★☆☆
味に関しては明太タルタルが星5つ、意外なことにガーリックバターの方は星6つとしたいくらい美味かった。明太タルタルは食べごたえのある点でオススメできるし、ガーリックバターは背徳感をとにかく味わいたい人にオススメだ。どちらも作るための材料はすぐに揃えられるものばかりなので、バゲットを見かけたらぜひこのレシピを思い出してみてくれ。時代は”ディップ”だぞ。
~Fin~