
豚バラと白菜のミルフィーユ鍋といえばもはや鍋料理の中でも定番中の定番と言っていいほどの市民権を得ただろう。白菜の葉と豚バラ肉を交互に重ねたものを切り分けて切り口を上にして鍋中に敷き詰める。白とピンクの華のように見える美しさもさることながら、煮込むことで出る白菜の出汁と豚バラの上品な脂の溶け合いが生むスープもこれまた絶品という隙のない料理。
ではそこに”鶏”も加えたらどうだろうか?実は先日紹介したレシピのエリンギ付きガリバタつくねに使用する予定だった肉だねが少々余っていたのだ。この肉だねもミルフィーユしたらきっとさらに旨い出汁の掛け合わせになるだろう。ではさっそく試してみよう。
【材料】1人分
- 白菜の葉 3枚
- 豚こま肉 30g
- ごま油 小さじ2
- 冷凍カット青ネギ 20g
- ガーリックスライス 10g
- 輪切り唐辛子 2つまみ
- 顆粒鶏だし 小さじ1
- 水 100cc
- 粗挽き胡椒 少々
《肉ダネ》
- 鶏ひき肉 60g
- 調理酒 小さじ2
- 塩 小さじ1/3
- 砂糖 小さじ1
- 片栗粉 大さじ1/2
【作り方】
- 肉ダネ作り(昨日の記事を見ていない人向け)
ジップロックに鶏むねひき肉、冷凍カット青ネギ、調理酒、塩、砂糖、粗挽き胡椒、片栗粉を入れてよく揉んで肉ダネを作る。作った肉ダネの入ったジップロックの端をハサミで切り落とそう。
ちなみに冷凍カット青ネギは業務スーパーで売っているものを使うぞ 
卵をつなぎに使うと緩すぎちゃうので片栗粉にしているよ 
切り口はあまり大きすぎてもよくないぞ - 白菜を切る
白菜から葉をもいだら根本を切り落とす。1枚丸ごとでは大き過ぎるので縦半分に切る。
こんな感じに真っ二つにしてサイズを調整する - 肉だねと豚肉と白菜を重ねる
白菜の上に肉ダネを絞り出したら白菜を重ねて次は豚こま肉、そして白菜、肉ダネ……という具合に交互に層を作っていく。最後に一番上を白菜にしたら適当な幅で包丁で6~7等分に切り分ける。
肉だねに粘り気があるから上からぎゅっと白菜を押してくっつけるのが容易い 
ベストは豚バラ肉だけどまあ豚こまにも脂はあるから・・・(笑) 
豚こまの筋部分を切る時に白菜がズレやすいので注意! - 鍋に敷き詰めて煮込む
小さめの鍋を用意する。ごま油を薄く引いたら白菜と肉のミルフィーユを層が見えるように敷き詰める。冷凍カット青ネギ、ガーリックスライス、輪切り唐辛子、顆粒鶏だしを上から乗せたら水を注ぎ入れて少し弱めの中火で20分ほど煮込む。
やっぱミルフィーユ鍋の見どころってここだよな(私のは不格好だけど) 
ここでもガーリックスライスが活躍してくれること間違いなし! 
煮汁が少なくなればなるほど出しが煮詰まるというもの 
まだまだ・・・まだ煮込むぞ・・・! - 盛り付ける
煮汁が少なくなってきたら火を止めて粗挽き胡椒を掛けて完成だ。
完成!
・実食
私の手際の問題で、完成品としてのミルフィーユ缶はだいぶ薄れてしまったが代わりに匂いはバツグンにいい。特に煮込まれたことでほんのり香るニンニクがただでさえお腹を空かせた私にはもはや意地悪に感じるほどだ。ではさっそく食べてみよう。
まず白菜の柔らかくクタっと感が個人的に最高で、さらにじんわりと鶏ひき肉から吸った旨味が染み出してきて一口目で「あ、これヤバい」と予感が走る。鶏つくねはふわっと柔らかくて、ネギの爽やかな香りと一緒に口の中でほどける感じに中毒性すら感じる。そこに豚こまのコクが加わって、脂の甘みが白菜の優しい甘さを引き立ててるのだ。さらにミルフィーユ状に重ねたことで、層ごとに味の変化が楽しめて、一口ごとに「次はどの層かな?」ってワクワクしながら食べられるのもGood。スープは意外とあっさりしてるのに、鶏と豚のダブル出汁でしっかり深みがあり、加えて黒胡椒と輪切り唐辛子のピリッとしたアクセントが効いてて後味が全然くどくならないのが素晴らしかった。

・まとめ
味 :★★★★★
手軽さ :★★★☆☆
見栄えの良さ:★★★★☆
正直、家でこんなレベルで完成度の高いミルフィーユ鍋を楽しめるならもう外で食べる気が起きないかも。見た目の美しさもさることながら、味のバランスと満足感が半端なくて「これ作った人天才かよ……」って本気で思う(まあ私なんだけど)。当たり前だけど鶏も入れたほうが手間だけど手間以上の美味さを保証しますよ。
~Fin~