・得意料理
料理を好むもの、誰しも得意料理のひとつやふたつを持っているものだ。当然、私にもある。それがリゾットだ。ちなみに本場のは一度も食べたことはない。
リゾット(Risotto)は、もともとイタリアで食べられてきた麦類の料理に東洋(中東)から伝播した米が融合した料理である。イタリアでは下記の料理法で調理した米料理のみを指し、フランスではピラフの別名として用いられてきた。(Wikipediaより引用)
作ったこともない頃はイタリア料理というだけでとんでもなく高いハードルを感じて恐れ慄いていたのだが、実際に作ってみるとなんと懐の深い柔軟な料理なんだと思わされた。かなりアレンジを加えたとしてもバッチリ美味しさを保証してくれるのだ。日本料理だと近いのはおかゆと言われているが、リゾットは味がはっきりしているぶん朝食昼食夕食のどこで出しても恥ずかしくないポテンシャルを持った料理なのだ。事実、私は得意料理リストに加えてから確実に週1~2は作って食べているほどだ。今回は私がよく作っているリゾットの中から豆乳を使ったトマトリゾットのレシピを紹介されていただこう。
【材料】1~2人分
- ご飯 茶碗1杯
- ひき肉 60g
- ぶなしめじ 40g
- 玉ねぎ 1/4個
- 冷凍ほうれん草 40g
- オリーブオイル 大さじ1と1/2
- 顆粒コンソメ 小さじ1
- 調理酒 小さじ2
- 水 500ml
- トマトジュース(無塩) 200ml
- ピザ用チーズ 好きなだけ
- 塩 少々
- コショウ 少々
- 乾燥バジル お好み
【作り方】
- 具材を炒める
まず、玉ねぎをくし切りにする。そしてフライパンにオリーブオイルを敷いてご飯以外の具材を入れて中火で炒めていく。冷凍ほうれん草は当然のごとく業務スーパーで買ったもの。これが本当に便利で常に冷凍庫の一角を占有するほどだ。 - ご飯を入れてほぐす
ほうれん草が解凍され、ひき肉の色が全体的に変わったあたりを目安に調理酒とご飯を投入しよう。ヘラで縦に切るようにご飯をほぐしつつ具材と混ぜていく。ちなみにリゾットは汁を吸うので茶碗1杯で倍くらいの量に仕上がる。少食な人は茶碗半分の量で作ったほうが良いぞ。 - 水を入れて煮込む
ご飯がほぐれ、ご飯が油をまとったぐらいで水を入れよう。後々トマトジュースを入れる事を考えてこの水がやや蒸発し切る量でいいぞ。そして顆粒コンソメを入れてひと混ぜしてやや強火で煮込んでいく。(煮込む時間は水の量と火加減で左右されるのでここでは明記しない。) - トマトジュース(無塩)とチーズを追加する
煮込んでいる内に水分が蒸発していくので、下の写真程度になった段階でトマトジュースとチーズを追加する。そしてヘラで混ぜて今度はやや弱めの中火で煮込みを再開する。 - お皿に盛り付けて完成
トマトジュースを加えてから煮込んでいき、汁気がなくなりつつある段階で火を止めてヘラで全体を混ぜてからお皿に盛る。コショウと乾燥バジルを上から掛けたら完成だ!
・実食
食べてみるとまずトマトの酸味とひき肉から引き出されてるこってりが調和して口いっぱいに広がる。トマトやぶなしめじにもしっかりと味がついていながらそれぞれが持つ本来の味の良さも損なわれず楽しめる。私は白米と押麦を混ぜて炊いているものを使っているので押麦のプチっとした良さがさらに楽しい。チーズは溶けて全体に染み渡っているのでこのリゾットにコクを生んでいるのかもしれない。
・まとめ
味 :★★★★★
手軽さ :★★★★★
見栄えの良さ:★★★★★
今回は自分の得意料理という贔屓があると思われるだろうが文句なく満点を付けさせてもらいたい。ちなみに作っている途中でも注釈したが、リゾットは米が水分を吸うので茶碗1杯で倍くらいの量になる。ということは普段の食事で茶碗1杯食べていた人が茶碗半分で済むと考えると実質糖質制限ダイエットの側面もある料理なのだ。リゾットは美味しい簡単見栄え良しの上にダイエットにも向いているとなるともう作らない理由がないよなァ!?