まずはXで少し前に話題になったこちらのポストを見ていただきたい。
帰宅30分で作るまるごとひき肉ステーキ🥩
— 奈 (@naoryourisuru) 2024年4月18日
旨味たっぷりで美味しすぎた( ◠‿◠ ) pic.twitter.com/lPjwPmdt1W
買ってきたひき肉のパックそのままフライパンに入れて塩コショウを振って焼くことで作るハンバーグステーキが楽チンな上に美味しいと話題でバズっていた。(厳密に言えば別でソースも作って掛けているが)確かに見た目はこの上なく美味しそうだ。ただ、一部の意見として「肉のアクと臭みが残るし、コネでないから旨みも少ない。」などの否定的なものも散見された。
私としては肯定8割といったところだ。なぜならハンバーグにおいてナツメグは絶対だというナツメグ教の信徒だからである。ということで塩コショウだけのひき肉とそこにナツメグを加えたひき肉のどちらが美味しいか確かめてみることにしたぞ。
【材料】1人分
- ひき肉 200g
- 塩 小さじ1
- コショウ 少々
- ナツメグ 4振り
- サラダ油 分量外
《付け合せ》お好みで
- ごはん 茶碗 1杯
- 冷凍コーン 30g
- 冷凍ほうれん草 30g
- バター 10g
- コショウ 少々
【作り方】
- ひき肉に塩コショウを入れてこねる
まず塩コショウのみのハンバーグのタネを作る。私は大きいパックを買って2~3等分にしてジップロックに小分け冷凍しているのでそのうちのひとつを使うことにする。塩コショウを入れてジップロックごと揉んでいく。 - ジップロックの中でひとつ分成形する
ある程度こねることができたらジップロックの中で半分に分けて楕円形に成形していく。実は思ったよりも簡単に成形できるのでやってみて驚いてしまった。 そうしたら残ったタネにナツメグを振り入れて再度こねて成形する。これで塩コショウのみバージョンと+ナツメグバージョンの2種類を作ることができた。 - フライパンで中火で焼く
成形し終えたハンバーグをサラダ油を敷いたフライパンに並べて中火で焼いていく。見た目の違いはほとんど見られないが左が塩コショウのみで、右がナツメグ入りだ。 片面に焼き目がついたらひっくり返して蓋をして弱火でもう片方の面も焼いていきつつ中にも火が通るようにする。 - 付け合せを作って盛り付けて完成
ハンバーグのもう片面を焼いている間に、付け合せにコーンとほうれん草のバター和えを作っておく。業務スーパーで売っている冷凍コーンと冷凍ほうれん草とバターを耐熱容器に入れて700Wのレンジで2分加熱して、塩コショウで味を整えたらワンプレートにご飯とハンバーグといっしょに盛り付けて完成だ。
・実食
ザ・シンプルなハンバーグランチのようなワンプレート料理ができあがった。が、メインの目的はハンバーグの手抜き具合の検証だ。早速塩コショウのみとそれにナツメグを加えたものを交互に食べてみる。
まず前提としてどちらも問題なく美味しい。卵やパン粉などの繋ぎがない分噛みごたえがあるので、ふっくらハンバーグ好きには向かないかも知れないが味の面ではどちらもジューシーで美味しかった。そしてナツメグを入れたほうがもちろん風味が出て「あ、お店っぽい味がする」となるのだが、ぶっちゃけると塩コショウの時点でもう合格点の味なのだ。それ故にあくまでもナツメグは贅沢なワンポイント程度の加点にしかならなかったと言える。ナツメグ教の信徒としては非常に悔しいのだが、結果として伝えるなら「大差がない」ということだ。
・まとめ
味 :★★★★☆
手軽さ :★★★★☆
見栄えの良さ:★★★★☆
元のポストと違ってこねてしまっているぶん、対照実験としてはややズレはあるものの、できる限り手抜きをしてもハンバーグは美味いということが分かったのは良い収穫だった。今まで使っていたパン粉や卵などが仮になくてもハンバーグは作れるんだと思うと自炊のハードルもかなり下がるのではないだろうか?今度はバンズを用意してハンバーガーにしてみたいなあと思える美味しさだった。