―――うまトマチキンを食いてぇ・・・―――
・特異体質
事の発端は就寝前の私の舌の叫びだった。私はいつも寝る前に献立を考えるのが趣味なのだが、なぜか唐突に脳と舌がとある料理を口にしたときの味わいを錯覚させてくることがよくあるのだ。このときは松屋が期間限定で提供しているうまトマチキンの味が急に口内を駆け巡る錯覚に陥ったのだ。こうなると食べないことには何も手につかなくなってしまう。
・材料を揃えることに
幸い、チキン(鶏もも肉)はあったので、トマトカレーを作る材料を探しにいつものごとく業務スーパーへ向かった。私は週に一度は通うほどのヘビーユーザーだが、業務スーパーにはそれこそ色々な調味料・香辛料が並んでいるのだ。カレールーを使ったほうが簡単かもしれないが、どうせなら香辛料+トマト缶で作ったほうが再現度が高いのではと思い3つほど買ってきたぞ。
【材料】1人分
今回の材料はすべて業務スーパーで買い揃える事ができるぞ。また、洗い物を極力減らすためにうまトマチキン自体はお椀一つで作ることにしている。
【作り方】
- 鶏もも肉以外の材料、調味料を入れて混ぜる。
作り方自体はとてもシンプルだ。鶏もも肉以外の材料を入れよう。もし、カットトマト缶が売り切れていた場合ホールトマト缶でも構わない。トマト1つ分とトマトの液体を半分入れて、キッチンバサミなどでトマトを切っておけばいい。材料を混ぜた途端に鼻に突き抜ける本格カレーの匂いに成功の兆しを感じた。従来のカレールーには本来小麦粉や大量の油が使われているがこれには一切入ってない点でもかなり高得点な料理になりそうだ!
- 鶏もも肉を浸す
そうしたら解凍済みの鶏もも肉をくぐらせよう。めんどくさいので一枚肉のまま使っているが、本家の見た目に近づけたい人はキッチンバサミなどでひと口大に切ると良いだろう。 - レンチンする
鶏もも肉をくぐらせ終わったらぴっちりとラップして700Wで7分加熱しよう。(500Wなら約10分)
やや長時間の加熱になるのでラップで側面をぴっちり抑えておかないと跳ねたトマト液などがお椀側面についたり、最悪の場合レンジの床を汚すこともあるので注意しよう。レンチン後にチキンをひとつふたつ取り出してみて火が通っているか確認しよう。 - 盛り付けて完成
本品としてはこれで完成だがせっかくなのでご飯と一緒に盛り付けてみることにする。
・実食
まず報告するなら一口目で勝利を確信する味だった。たった3つの香辛料とニンニク、ウスターソースだけでこれほどトマトカレーとしてまとまるのかと感嘆した。過去にもトマト缶を使ったトマトカレーを作ったことはあるがこれは圧倒的第一位だ!
肝心のチキンだが皮も身もしっかりと火が通りつつしっとり柔らかな食感だった。ただし一枚肉を噛み切る大変さがあるのでひと口大で切ったほうが食べ安さは上だろう、そこは見栄えの良さに振り切りすぎた。また、せっかくうこん(ターメリック)があるのでご飯も炊く時にうこんを入れてターメリックライスにしたら一気にインドカレー屋に舵をきることができそうだと感じた。
・まとめ
味 :★★★★★
手軽さ :★★★★★
見栄えの良さ:★★★★★
ブログ開設から早々にして満点の料理を作ることに成功してしまった。それもこれも私にインスピレーションを与えてくれたうまトマチキンを作っている松屋さんのおかげだ。本物のうまトマチキンとは若干別方向に進んでしまったものの、間違いなく人におすすめできる一品だと思う。ぜひ、みんなにも作って欲しい!