昨今はスパゲッティを茹でるのにフライパンを使わない人も多いそうだ。それはこのようなレンジ対応の調理器タッパーの出現によるものらしい。もちろんイタリアンシェフならば「言語道断!」と切り捨てる調理法だろうが、一人暮らしの偉大な味方であることは売上が証明していると言える。
・実際に使ってみた私の感想
専用の容器ではないにしても、同じようにレンジ対応のタッパーはたくさんあるのでそれで何度か挑戦したことがある・・・が、正直に言うとコレはやや難しいと感じた。なぜなら必要な水分量やレンジでの加熱時間が思った以上にシビアだったのだ。蓋をしてレンジに放り込んでいる間、麺がどこまで柔らかくなったかが目測で確認できない。開けてからのドキドキ★お楽しみというのがどうにも素人向きではなく、かくいう私も最初の2回ほどは麺がカッチカチで結局フライパンで茹で直したことも(苦笑)
ともあれ、現在は作り方をほぼマスターしたので洗い物をタッパーと箸だけに済ませられるこの簡単パスタのレシピを紹介していきたいと思うぞ。
【材料】1人分
- スパゲッティ 100g
- 水 分量外
- オリーブオイル(サラダ油でも可) 小さじ1/2
- 醤油 大さじ1
- ツナ缶(水煮) 1缶
- 卵 1個
- 冷凍青ネギ 適量
- おろしにんにくチューブ 約2cm
- 和風顆粒だし 小さじ1
- 韓国のり 2枚(お好み)
- 白いりごま 適量(お好み)
【作り方】
- 乾麺と水と油をタッパーに入れる
まず、タッパーに乾麺を入れよう。私が使う容器はちょうど半分に折るとぴったり入るサイズだ。折らずにそのまま入れられるタイプもあるがそのままお皿代わりにすることを考えるとこっちのほうが使い勝手が良いのだ。因みに水は容器にもよるので正確な量を書くことができないが、目安として「しっかり麺が全部沈むまで」入れるようにしよう。思った以上に麺が水を吸うし、レンジによってかなり蒸発してしまうためだ。また、この時一緒にオリーブオイルかサラダ油を少し入れておこう。こうすることでフライパンのときと違って途中で麺をほぐすことができないレンジ調理でも麺がくっついてしまうのを防いでくれるのだ!
- レンジで加熱
そして肝心のレンジ調理だが、私のレンジだと700Wで7分の加熱がベストだった。600Wのレンジならば約8分ちょいといったところだ。この時、蓋をガッチリ締めたままレンチンしては行けないぞ。水蒸気の逃げ道を作るために蓋に備え付けの蒸気穴を開けておくか、蓋を被せるだけにしてレンチンしよう! - 具材や調味料を入れていく
レンチンが終わったら麺をほぐしてみよう。事前に入れていた油のおかげでくっついていないはずだ。また、完璧な水分調整のお陰で余分な水切りも必要ない。
そうしたら麺の上にツナ缶、冷凍青ネギ、おろしにんにくチューブ、和風顆粒だし、醤油を入れていこう。この時ツナ缶の水も一緒に入れておいて構わない。そうしたら全体を混ぜてから今度は蓋をして1分ほどレンチンしておこう。 - 仕上げの具材を乗せる
最後に卵黄を乗せたら完成。卵白を捨てるのがもったいない人はそのまま入れたり、卵白だけスープの材料に使ってみよう。因みにお好みで白いりごまや韓国のりをまぶすとQoLがアガるのでオススメ!
・実食
味付けとしてはやや塩味のつよいが、それを卵黄がうまくカバーしてまとまりを生んでくれている。麺の食感は言わずもがな完璧だった。白いりごまや韓国のりの食感が別のアクセントを与えてくれるのでドンドン箸が進む。ツナでしっかりタンパク質も取れるのもありがたい。辛いものが好きな人は豆板醤をチョイ足ししてもいいなと感じた。
・まとめ
味 :★★★★☆
手軽さ :★★★★★
見栄えの良さ:★★☆☆☆
とても美味しい一品だった。もちろん、人に出すときは卵黄を盛り付ける前にお皿に移せばなんの問題もない。なによりこのあとの洗い物がタッパーと箸だけなのが一人暮らしにとって何よりもありがたい限りである。
一人暮らしとパスタは切っても切れぬ縁。どれだけ簡単に美味しさを追求できるかこれからも私の旅は続く。続くったら続く。