パスタというのは自炊をするうえでほとんど全員が作ったことがあるはず。始めはレトルトソースを掛けるだけ。次第にレトルトソースに自分で具材を追加して、料理に慣れてくるとレトルトを卒業してソース作りから始めるようになる。だが、得てして多くの人は「所詮は素人が作った味だな…」とどこかで感じてしまうレベルの壁にぶち当たってそこを乗り越えられずにいるはず。たとえばカルボナーラを作ろうとして卵を入れたのに火が通り過ぎてボソボソになっちゃったり…(苦笑)
今回はそんな失敗とは無縁になれる上になんとタッパーだけで完成してしまうという裏技を教えよう。その名もシーフード入り濃厚カルボだ。
【材料】1人分
- スパゲッティ(乾麺) 90g
- 水 250ml
- オリーブオイル 大さじ1
- 顆粒鶏だし 小さじ1
- 塩 小さじ 1/3
- 冷凍シーフードミックス 50g
- ぶなしめじ 15g
- 卵 1個
- マヨネーズ 大さじ2
- おろしにんにくチューブ 小さじ1
- 青のり 適量
- 粗挽き胡椒 少々
【作り方】
- タッパーで麺を茹でる
まず長方形の耐熱性タッパーを用意する。そこに半分に追ったスパゲッティ(乾麺)、水、オリーブオイル、顆粒鶏だし、塩を入れて蓋はずらして乗せた状態で700W4分レンチンする。【閲覧注意】イタリア人は見ないでね!(笑)【閲覧注意】 - 具材を入れて再度レンチン
一旦取り出して箸で麺をほぐしつつ冷凍シーフードミックス、ぶなしめじを加えて軽く混ぜてからもう一度蓋はずらして状態で700W6分レンチンする。今回使う冷凍シーフードミックスは業務スーパーで500g入りのやつだ - 調味料を加えて混ぜて完成
レンチンが終わったらすぐに卵、マヨネーズ、おろしにんにく、青のり、粗挽き胡椒を加えて箸で素早く全体を混ぜる。その後1分ほど放置することでソースがこってりしてくるので、そうなってからおさらに高く盛り付ける。最後に上からもう一度粗挽き胡椒を掛けたら完成だ。バジルではなく青のりを使うのは下味がコンソメじゃなく鶏だしだからだよ 熱々の内に卵をかき混ぜてから放置することでソースが濃厚ネットリになる 完成!
・実食
タッパーだけで調理したとは思えないほど濃厚ネットリなソースのお陰で簡単に高く積み上げるように盛り付けられた。お陰でお店っぽい見た目に出来たのも嬉しい。さっそく食べてみよう。
火で炒めたのではなく茹で汁の中で溶いて絡めた卵液はボソボソになることはなく、チーズや生クリームを一切使っていないなんて思えないほどとろ~りとしている。マヨネーズとおろしにんにくによるコクとパンチで美味さのハードルも余裕で超えている。シーフードミックスも生臭さなど全く無く、プリッとしたエビ、柔らかめのイカ、アサリの旨味などもこのカルボナーラの出来栄えの良さに拍車をかけているのだろう。
・まとめ
味 :★★★★★
手軽さ :★★★★★
見栄えの良さ:★★★★★
論より証拠ということで写真付きで作ってみたがいかがだろうか?マジで生クリームも粉チーズも一切使っていないぞ(笑)注意点として、茹でる際の水の量が多すぎてしまうとベシャベシャになるし、少なすぎても茹で途中で蒸発しきって再びカチカチになってしまうので、”麺が水で隠れきる深さまで”を最低限の目安にしてみてほしい。これを読んだ人がこの方法で100%成功して「得意料理はカルボナーラ!」といえる日が来ることを願っているぞ!
~Fin~