
うーん困った困った。もやしを買ったはいいものの半分ほど使わずに残して幾星霜。一応、水に浸して冷蔵しているので多少は保っているがそれでも足の早いでお馴染みのもやしをそろそろ使わないと。しかし野菜炒めにしようにも生憎他に炒める野菜を切らしてしまっている。もやし炒めにするには半袋じゃ少なすぎる。どうしたものか…と考えた結果、冷蔵庫にあった他に使えそうな具材をかき集めて作れそうなものを編み出した。その名もツナともやしの卵とじあんかけだ。とりあえずストックしておける缶詰筆頭候補のツナ缶ととにかく切らさないにように努めている卵があるのでこれを全部かき混ぜて焼けばカニ玉に近いものが作れるはず。せっかくならあんかけも作れば豪勢にもなろう。ではさっそく作っていこう。
【材料】2人分
- 卵 4個
- ツナ 1缶
- もやし 1/2袋(50g)
- 冷凍ミックスベジタブル 30g
- 梅昆布茶粉末 小さじ1/2
- サラダ油 大さじ1
《あんかけ》
- 水 80ml
- めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ2
- 醤油 大さじ1
- 片栗粉 大さじ1/2
【作り方】
- 具材を混ぜる
まず適当な大きさのボウルに卵を入れてかき混ぜる。その後ツナ(油は入れず)、もやし、冷凍ミックスベジタブル、下味に梅昆布茶粉末を入れてよく混ぜる。
ブログのためとは言え1食で卵4つ使うのって精神的致死量だわ 
梅昆布茶粉末は思いつきなんで、まあシンプルに塩コショウでもいいと思うよ - 両面を焼く
次にフライパンにサラダ油を引いて中火で熱して1分ほど待つ。その後、少し火力を落としてから一気に卵液を入れて具材の厚みが均一になるように調整したら蓋をして表面がほぼ固まるまで待つ。
今回は何が何でもこびり付いてほしくなかったのでテフロンフライパンで! 
ミックスベジタブルのおかげで華やかに見えていい感じ~ 表面がある程度固まったのを確認したらひっくり返して1~2分ほどさらに焼く。両面が焼けたらお皿に移しておく。
卵液の量が多いので蒸し焼きで表面にも熱を通すぞ 
ひっくり返したあとの様子 カニ玉系って結構固めに焼くからこれでいいよね? - あんかけを作って掛ける
フライパンを冷ましている間にあんかけ用の水溶き片栗粉を作る。水、めんつゆ(3倍濃縮)、醤油、片栗粉を入れたらよくかき混ぜて濁らせてからフライパンに入れて弱火で熱してとろみを付けていく。やや固めのとろみのあるあんかけが出来たら火を止めて上から掛けたら完成だ。
片栗粉はすぐに分離してしまうので絶対に濁らせてから入れてね 
片栗粉を後入れする方法もあるけどめんどいから一気にやっちゃおう 
あまりにも固くね?ってなったら水を少量ずつ入れて伸ばしていこう 
完成!
・実食
見た目はしっかりとカニ玉系のそれである。調べたところ、関東系のカニ玉のあんかけにはケチャップ、関西系はめんつゆや醤油を使うので図らずとも今回は関西風というわけだ。ではさっそく食べてみよう。
まず味だがめんつゆ醤油のあんかけをたっぷりまとっていて全体的に甘じょっぱい。ただしこの”甘さ”の部分がご飯に合うかどうかはやや人によるかもしれない。下味に使った梅昆布茶は残念ながら全く感じ取れなかったので素直に塩コショウでパキッと味付けしてたほうがよかったかも。
食感に関しては卵に火が通り過ぎていたからか正直言うとちょっとボソボソ…。もやしのシャキシャキさは残っているが卵とじあんかけに合っているかというと賛否が分かれそうだと思った。そしてツナは意外なことに「あれ?入れたよね…?」と探してしまうほど存在感が消えていた(無論、味も)。あとミックスベジタブルは卵とじあんかけに合っていて美味しいものの、中に入れるよりもあんかけに加えて表面に掛けたほうが華やかな見た目に昇華できたのでは?と思った。

・まとめ
味 :★★★☆☆
手軽さ :★★★★★
見栄えの良さ:★★★☆☆
今回の反省点は主に2つ。小さいフライパンを使うべきだったこと、そしてミックスベジタブルはあんかけに回すべきだったこと。今回28cm幅のフライパンを使ってしまったので薄く平べったい卵とじになってしまい、結果的に表面だけでなく、中の中まで火が通り過ぎてしまったのだと思う。そしてミックスベジタブル自体は相性が良かったのでその彩りを中に隠すのではなくあんかけに混ぜて表面に散らせて見栄えを上げたほうが完成度が高くなったはず。うん、これも勉強。次いつ作るかはわからないけど備忘録として残しておこう。
~Fin~