今回は当ブログでは珍しく鶏「むね」肉を使ったレシピの紹介になる。普段は業務スーパーで売っている冷凍の鶏もも肉のコスパが良すぎて鶏むね肉を買う理由がなかったのだが、前回の記事で春巻きを作った際に春巻の皮が4枚だけ余ってしまったので、それを使い切るためのリメイクレシピというわけだ。「鶏もも肉でも良いんじゃない?」と思う人もいるかも知れないが、身の凹凸が激しい鶏もも肉よりもある程度厚みや形が均一な鶏むね肉のほうが向いているので真似する際も鶏むね肉を使ってみてほしい。
【材料】2~3人分
- 春巻の皮 4枚
- 鶏むね肉 1枚
- 砂糖 小さじ1
- 塩 小さじ1/3
- サラダ油 大さじ1
《特製つけダレ》
- めんつゆ 大さじ2
- 酢 小さじ2
- ラー油 小さじ2
- おろしニンニクチューブ 約2cm
- 冷凍カット青ネギ
- 白ごま 適量
【作り方】
- 春巻の皮を4等分する
まず春巻の皮を1枚ずつ剥がしてから十字に切っておく。もし開封から日にちが経っていて皮どうしがくっついてる場合は霧吹きなどで微量の水分を与えると剥がしやすくなる。 - 鶏むね肉をそぎ切りして下味を付ける
次に鶏むね肉を用意する。3~4mm幅でそぎ切りしつつ、切り分けておいた春巻きの皮と同じ数に調整しておこう。(今回の場合は16カット)その後、まな板の上に乗せたまま鶏むね肉に砂糖と塩をふりかけて軽く揉み込んでおく。 - 春巻の皮で鶏むね肉を挟んで焼く
4等分した春巻の皮でそぎ切りした鶏むね肉を挟む。そしてサラダ油を引いたフライパンに並べる。並べたら中火にかけて焼いていき、春巻の皮の端がうす茶色になってきたらひっくり返してもう片面も揚げ焼きする。量が多いので数回に分けて揚げ焼きしていこう。油が足りなくなったら継ぎ足すこと。焼き終わったらお皿に盛り付けよう。 - 特製つけダレを作って完成
最後に鶏むね棒餃子用の特製つけダレを作ろう。小さめの深皿にめんつゆ、酢、ラー油、おろしにんにく、冷凍カット青ネギ、白ごまを入れて混ぜるだけだ。
・実食
たった1枚の鶏むね肉からお皿からはみ出んばかりの棒餃子を作ることが出来てしまった。胸肉はそぎ切りして薄くしていたのもあり、春巻の皮を焦がす前にしっかりと火が通っているので安心だ。さっそく一つ食べてみる。外の皮のパリッと感もそこそこに中の鶏むね肉がプルプルで肉汁も染み出る旨味の塊だ。単体で齧っても下味のお陰で美味しいが、特製つけダレに付けると美味さのステージが上がる。めんつゆベースでありながらピリ辛さが食欲に拍車をかけ貪るように食べてしまった。それでいてお酢のお陰で油っけに負けることなく常にさっぱりと楽しめた。これは想像以上に悪魔的美味さを秘めた料理かもしれない。
・まとめ
味 :★★★★★
手軽さ :★★★★☆
見栄えの良さ:★★★★★
まな板と包丁を使う手間はあるものの、ひだを作る必要のない棒餃子、そして肉ダネをこねる必要がないように鶏むね肉を使用したので調理のハードルを大幅に下げることができたと言えるだろう。それでいてその美味さはちょっと「レベル」が違うと言わざるを得ない。これはまちがいなくご飯のおかずにも酒の席のツマミとしても最高に合うのでぜひ鶏むね肉が家にある人は作ってみてほしい。餃子の皮ではなく春巻の皮を使うことでパリパリ感が楽しめるのでそこも妥協しないよう注意!