Patte de lapin 幸運のうさぎの脚

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洋風×和風ではなく実は和風×和風なナポリタンの亜種、ツナポリタンの悪魔的美味さに「絶対うまい」「こっちも好き」など

出典:いらすとや

ナポリタンと言えば昭和や平成の喫茶店の食事メニューのイメージが強い。そしてナポリタンという名前に反してイタリアのナポリ発祥ではなく日本発祥のパスタ料理であること、本場イタリア人からしたら「ケチャップで炒めるなんて!!」と絶句するらしいのが記憶に新しい(笑)ただしナポリタンを食べたイタリア人の半数はナポリタンに対する負のイメージが払拭されたらしいが。

ということで今回はこのどう見ても洋風な出で立ちでありながら生粋の日本出身であるナポリタンに同じく和風の麺料理の焼きうどんの味付けを織り交ぜつつ、ナポリタンの具の代表であるウインナーではなくツナを使ってみた料理を紹介させてもらおう。(ツナを使うのはウインナーが冷蔵庫になかったからだが(笑))

 

【材料】1人分

  • スパゲッティ(乾麺) 80~100g
  • 水(茹でる用) 1000ml
  • 塩 小さじ1
  • ピーマン(ヘタ部分) 4個
  • 玉ねぎ 1/4個
  • ぶなしめじ 20g
  • ごま油 ひと回し
  • ケチャップ 大さじ1
  • 調理酒 大さじ1/2
  • 醤油 大さじ1/2
  • みりん 大さじ1/2
  • ツナ缶(油漬け) 1缶
  • 粗挽き胡椒 少々

 

【作り方】

  1. 麺を茹でる
    まずフライパンに水を張って中火で沸騰させる。沸騰したら塩を入れてスパゲッティを茹でる。ちなみに掴んだ乾麺の束をフライパンの中心でパッと手を離すときれいな放射状にバラけるぞ。あとは規定時間通りに茹でて取り出しておく。


  2. 具材を切る
    次に具材を切る。玉ねぎはくし切りにする。ピーマンは前回の料理の記事で使っていた時のヘタ周りの部分を再利用している。ちなみにぶなしめじは購入時にカットしてジップロックに入れているので使うときに取り出すだけだ。

    サイズ的にも量的にも1人分にはぴったりだ
  3. 具材を炒める
    今回のパスタ料理は茹で汁を使わないので捨てていい。軽く水洗いしたフライパンに油漬けツナ缶の油を使って中火で熱しつつ、玉ねぎとピーマンを炒める。そしてその2つに焼きめが付いてきたタイミングでぶなしめじとごま油を入れて更に炒める。

    時間差でしめじを入れるのは火のとおりやすさの違いがあるため

     

    そして1分ほど炒めたらケチャップ、調理酒、醤油、みりんを加える。ケチャップにしっかりと火を通すことで酸味を消して甘みを全面に押し出せるようにする。




  4. ツナと麺を入れて混ぜて盛り付ける
    最後にツナを入れてパスタソースに広げたあとに茹でておいたパスタを入れる。満遍なく絡むように混ぜたらお皿に高く盛り付けて最後に粗挽き胡椒を振りかけて完成だ。

    ツナは先に炒めると高温の油で跳ねて危ない だから最後に入れる

    ソース作りの過程で待機していた麺が水分を吸ってナポリタン向けの太さになった

    我が家は粉チーズは買ってないのでチーズなし! でも十分美味そうな見た目

・実食

いつもパスタの盛り付けが苦手だったが今回は自分なりにマシな盛り付けができた。早速食べてみる。ケチャップと焼きうどんの味付けの調和は思った以上だった。どちらも好きな味だったからかもしれないが、これはトマトと醤油のどっちの懐の深さが可能にしたのだろうか(笑)そしてウインナーと違い、細かい身であるツナを使うことで麺全体にツナが行き渡っていて一定の旨味を安定して供給してくれる。ナポリタンにはないが焼きうどんにはよく入るきのこのぶなしめじもまさに縁の下の力持ちとして全体の味のクオリティ底上げしてくれていた。

・まとめ

味     :★★★★★

手軽さ   :★★★★☆

見栄えの良さ:★★★★☆

思いつきの行動にしては想像以上の成果を得ることができた。ダジャレのようなレシピ名のツナポリタンだが、王道として座し続けていたウインナーに負けず劣らずの活躍だったツナに敬意を評したい。価格単価としても甲乙つけがたい差でしかないので気になった人はぜひ一度作ってみてほしい。