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京都発祥のご当地食【衣笠丼】が美味すぎてもっと一般化しろと言いたい件【レシピあり】

出典:いらすとや

丼物の玉子枠と言えば親子丼の座は揺るがないだろう。カツ丼ももちろん捨てがたいがやはり玉子も鶏肉も同じ鶏から使っているシナジーには勝てない。しかしそんな中で私が強く推したい玉子丼の一種として衣笠丼を挙げたい。衣笠丼は京都発祥のご当地食らしくその見た目が雪景色の衣笠山に似ているとか衣笠山に狐がよく出ていたからと諸説あるが何より出汁をたっぷり吸った柔らかい油揚げがとんでもない旨さ・甘さの塊なのだ。

私が存在を知ったのはいつぞやのなか卯が期間限定で販売していた時の広告を見たときだ。残念ながら店舗で食べたことはないが、後日調べて自分で作ってみてその美味さに感動したのだ。以来、親子丼と同じ頻度で作るほどハマっている。個人的にはもっと知名度とともに家庭料理にレギュラー入りしてほしいとすら思っているのでぜひこの記事をきっかけに読者の人にも作ってみてもらいたいと思う。

 

【材料】1人分

  • 玉ねぎ 1/4個
  • 油揚げ 2枚
  • 玉子 2個
  • 冷凍青ネギ 30g
  • ご飯 茶碗1杯
  • サラダ油 小さじ1
  • 調理酒 小さじ2
  • 醤油 小さじ2
  • みりん 小さじ2
  • 顆粒和風だし 小さじ2
  • 水 100ml
  • 一味唐辛子 お好み

 

【作り方】

  1. 具材を切る
    まず玉ねぎをくし切りに切る。油揚げは半分に切ってから斜めに切ることで三角形にする。



  2. 具材を煮込む
    フライパンにサラダ油を引いて中火にして切った玉ねぎと油揚げを炒める。油揚げに焼き色が付いた辺りで冷凍青ネギ、調理酒、醤油、みりん、顆粒和風だし、水を入れてひと煮立ちさせる。ちなみにこの冷凍青ネギは業務スーパーで売っているものを使用しているぞ。



  3. 卵とじにして盛り付ける
    煮込んでいる間に玉子を割って溶き卵を作る。この時のポイントとしては混ぜすぎないようにすることだ。白身の透明さがところどころ残る状態のほうがいわゆる美味しそうな卵とじの色合いになる。玉子を入れるときは箸に伝わせるようにしつつ回し入れる。入れ終わったら弱火にして蓋をして1分ほど蒸す。ただし半熟が好きな人は弱火ではなく火を止めて蓋をして予熱で蒸すといい。(私は生玉子アレルギーなのでしっかり火を入れるパターンで食す)

    思いっきり混ぜたくなるけど卵とじの場合は真逆の行為だ

    お好みで味変用に一味唐辛子を掛けたりしちゃおう

・実食

親子丼やカツ丼と違い肉を使っていないからか見た目はどうしても素朴寄りだが、味はとんでもなく美味い。出汁を吸った油揚げが非常に柔らかく齧るとジュワァっと出汁が口いっぱいに広がる。この柔らかさは鶏肉やカツでは絶対にたどり着かない。味変で掛けた一味唐辛子の部分はその辛さと衣笠丼の甘みが互いを強調し合っている。

あと一歩で「飲める」レベルの美味さと柔らかさなのだ マジで好きこれ

・まとめ

味     :★★★★★

手軽さ   :★★★★☆

見栄えの良さ:★★★☆☆

優しい味わいがまさに日本人向けの丼飯として完成していると行っても過言じゃない。さすが京の都発祥のグルメだ。何より油揚げなんていう安価な食材で済むので玉子丼界隈でもっともリーズナブルだろう。普段の一食にもちろん推したいが給料日前でお金が・・・なんて人でも幸せになれる美味しさなので覚えておいて損はない。もう一度いうが衣笠丼はもっと一般化されてほしい。この優しい美味さが分かるのは日本人ならではだと思う。