皆さんはダンジョン飯というグルメ風ダンジョン漫画をご存知だろうか?私も全巻追っているほどのファンではないものの作中に出るキャラクターが作る料理を見ては「モンスターをそういうふうな食材として捉えて美味そうに調理してるなあ」と常々感心している。そんな中で登場したモンスター(?)であるダンジョンクリーナーを容器に見立てた料理が上の写真のような親子あんかけ丼だ。
ダンジョンクリーナーは冒険者たちを襲う一般的なモンスターと違って破損したダンジョンの壁などを修復する小さな幼虫の集合体らしい。主人公は「ということは皿も食べられるのか!?」と興味津々で(仲間からはドン引きされつつ)齧り付く。残念ながらさすがに土のような味がするというような感想だったが、それを読んだ私は「食べられる容器の料理って良いな」と思ったのである。さすがにダンジョンクリーナーそっくりのなにかで作っても不味くなりそうなので、今回はハンバーグの肉ダネを器に見立てて作ってみようと思う。
【材料】1~2人分
- 玉ねぎ 1/2個
- ひき肉 160g
- 塩 少々
- 粗挽き胡椒 少々
- ナツメグ 4振り
- パン粉 大さじ1
- 豆乳(牛乳でも可) 小さじ2
- 卵 1個
- 冷凍ほうれん草 (お好み)20g
- ピザ用チーズ 好きなだけ
《ハンバーグソース》
- ケチャップ 小さじ2
- ウスターソース 小さじ1
- 粗挽き胡椒 少々
【作り方】
- 肉ダネを作る
玉ねぎをみじん切りにしてボウルに入れてラップをして700W40秒レンチンする。その後、ボウルにひき肉、塩、粗挽き胡椒、ナツメグ、パン粉、豆乳を入れてしっかりとこねる。素手ではなくゴムベラなどでこねることをオススメする。 - 型に詰める
できた肉ダネを型に詰めてダンジョンクリーナーの容器のように成形する。今回はDAISOで売っているシリコン製のパウンドケーキ型を使用している。成形の細かい調整にもゴムベラが向いているぞ。そして容器を作った際にできた窪みに卵を落としてかき混ぜて溶き卵にする。さらにお好みで冷凍ほうれん草を入れる。最後に蓋をするように満遍なくピザ用チーズを振りかける。
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焼く
予め温めておいたオーブン(オーブントースターでも可)であとは焼くだけ。ひき肉にしっかり熱を通すために12分~15分程度で様子を見つつ焼こう。焼き終わったらパウンドケーキの型ごとお皿に乗せて完成だ。余裕があれば少し粗熱を取ってから型から外して盛り付けても良い。あとはハンバーグソースを作って上からかけよう。
・実食
当初予想していた以上にそれっぽい容器の料理になった。今回はむしろ容器が一番美味しいはずなのでスプーンで突いて取り出してみる。食べてみると確かにチーズ卵ハンバーグの味だ。ほうれん草も摂れるので食事のバランスとしては悪くない。ただし一点ミスがあるとすれば表面の焼き加減だけでOKと判断してしまったのだが冷凍ほうれん草を使ったためか、それと隣接していた卵が熱が足らず目玉焼きではなくほぼ生だったのだ。卵なので問題はないもののやはり目玉焼きで食べたかったのでレンチンで再加熱したぞ。
・まとめ
味 :★★★★☆
手軽さ :★★★★☆
見栄えの良さ:★★★★☆
やはり容器ごと食べられるというのは食べる側としては楽しさが上乗せされる感じがしていいなと思った。見栄えの良さにも繋がるので今後もいろいろな食材を容器にできるか考えてみたい。いいアイデアがあったらぜひコメントを残してくれるとありがたい。