塩せんべいといえばその素朴さゆえに祖父母の家で出されるおやつのイメージが強い。現代に数多ある塩っ気のあるお菓子の中ではどうしてもパンチが弱く見た目も地味でヘビロテするほど愛している人は稀だろう。たまに食べてみたくなって買ったは良いものの、一般的な塩せんべいはだいたい20枚以上袋詰にされているので案外消費しきるのには時間がかかる。(シンプルな塩味だからなおさらだ)
今回はそんな塩せんべいが余った人向けにその見た目とシンプルな味ゆえに活躍できるリメイクレシピを紹介させてもらおう。
【材料】1~2人分
- 塩せんべい 6枚
- 魚肉ソーセージ 1本
- ピザソース 適量
- ピザ用チーズ 適量
- 乾燥バジル 少々
- マヨネーズ お好み
【作り方】
- 魚肉ソーセージを切る
まず魚肉ソーセージを用意して縦に十字に切る。そして5mm幅程度で切ってダイス状にする。 - 塩せんべいを並べてピザソースと具材を乗せる
次にオーブン(オーブントースターでも可)に入るサイズのクッキングシートを敷いてその上に塩せんべいを並べる。ピザソースをスプーンで掬って片面に薄く塗りたくる。塗り終わったらチーズを乗せよう。
- オーブンで焼いたら出来上がり
最後にオーブンに入れて約5~6分ほど焼く。焼き時間は使っているオーブンによるので時折確認してせんべいが焦げ出さないか注意すること。焼き上がったらお皿に並べて完成だ。
・実食
全体の調理時間は15分ほどだろうか。都度手を止めて撮影する手間を省けば10分以内に作ることも可能だろう。食べてみると予想以上にちゃんとピザだった。同時に駄菓子っぽさも痛烈に感じた。半分サクッとした食感と魚肉ソーセージのフワフワした食感が沿う感じさせるのだろう。ぶっちゃけると作る前は「これ美味ければ米粉使ったピザとかこれでいいじゃん!」と思っていたが、さすがに米粉を使ったピザと同じとは言えないなあ。(あくまでも「ちょっと高そうな駄菓子」みたいな位置づけだ(笑))
あと強いて欠点を挙げるとするなら時間経過で急速に湿気ってしまい食感が悪くなるところだ。食べる際は片手間ではなくちゃんと向き合って食べたほうが良いだろう。
・まとめ
味 :★★★☆☆
手軽さ :★★★★☆
見栄えの良さ:★★★★☆
今回は肉らしい具を乗せたいという気持ちゆえに包丁とまな板を使用してしまったので上手いこと考えてそれすら省いて作れるようになれば普通におやつレパートリーの常連に入れても良いかもしれない。気になった人はぜひやってみてほしい。余りがちなで地味な塩せんべいだからこそ輝くリメイクレシピだった。