これとの出会いは私が雑貨を買おうとDAISOに寄った際のことである。入口に陳列してあったものが目に入ったのだ。それが有機栽培栗100%こだわりのむき甘栗である。
・安すぎる気もする
私のこれに対しての第一印象は「安すぎないか…?」という不安混じりの疑問であった。別に甘栗の市場価値に明るいわけでは無いが決してスナック菓子を買う感覚では手にできない価格なのが甘栗だったはずだ。実際、価格ドットコムなどで甘栗の検索をかけてみたが一番安いものでもDAISOの倍額はしていた。言っちゃ悪いがどんぐりのクヌギが入っても文句は言えない価格じゃねえか。という考えがよぎるほどだった。
・買ってみた
ともあれ安く甘栗が食べられるとあってときめかないわけではない。好奇心に勝てず買ってきて中身を見てみた。
結構、ちゃんと甘栗だった。久しく甘栗を食べていなかったので栗=栗きんとんや栗ご飯の時の色を想像していたが、調べ直してみると甘栗は本来焼いているのでシワが寄って茶色であるのがスタンダードだったのでホッとした。
さっそく1つ2つ取って袋に表記されていた時間レンチンしてみてそのまま食べてみた。結構、ちゃんと甘栗だった。栗の味もするし甘みもある。これを100円(税抜き)で売っているなら十分だと思えるクオリティだ。「栗食べたいなあ」という気持ちを消化するに値すると思う。
・せっかくなので
本品は120gとそこそこ量があるのでそのまま食べきるのはもったいないと思い、なにかアレンジレシピに使えないかと考えたところ、IQ5万の私は「栗と言えば栗ご飯やな!」という結論に至った。
ちょっと調べてみたが栗ご飯に使う栗は原則生栗らしい。しかし、時代が進むにつれてむき甘栗を栗ご飯に使う料理研究家やサイトも増えてきたらしいので安心して取り組めるというものだ。ありがとう、多様性。
【材料】1~2人分
- むき甘栗(本品) 80~90g
- 白米 2合
- 調理酒 大さじ1
- 和風顆粒だし 大さじ1
- 塩 小さじ1/2
- ごま 大さじ1
【作り方】
- 炊飯前の準備
米を2合分入れて水で研ぎ、甘栗、調理酒、和風顆粒だしを入れて混ぜておく。
ちなみに私は白米以外にも押麦を入れて食物繊維を取ろうとしているので白米1.5合、押麦0.5合の割合でいつも炊いている。食べる量を減らさずダイエットになるから過去記事でもオススメしているぞ。 - 規定時間通りに炊く
準備ができたら通常炊飯で問題ない。炊きあがったら塩とごまを加えてしゃもじで混ぜて完成だ。本当は黒ごまのほうが見栄えが良かったが白ごまで代用している。
・実食
口に運ぶ前に思っていた以上にしっかりと栗の風味が鼻を駆け巡ってきた。これは嬉しい誤算であった。食べてみると米自体にも栗の風味が染み渡りつつ、和風顆粒だしと塩による塩味でそのままでも美味しく食べられる。かといって甘栗もご飯に栗の風味を全て与えてカラッカラになったわけではない。炊きあがり後も栗の味は変わらずしていた。
・まとめ
味 :★★★☆☆
手軽さ :★★★★★
見栄えの良さ:★★☆☆☆
もともと偶然の出会いと思いつきで始まった栗ご飯だが、試して損したという気持ちには一切ならなかった。ただし栗ご飯にしてはやはり生栗を使った本物には及ばないため「栗ご飯食べたいなあ」という気持ちを消化するにはコイツには荷が重い気がする(笑)そのままおやつとして食べるのが一番いいかもしれない。だって結構、ちゃんと甘栗だったから。
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