ポップコーンは非常に安価でメジャーなお菓子の代表格だ。とうもろこしの種を油で揚げ焼きする過程で種が弾けて中から白いサクサクの中身が膨らむ。原価が安く抑えられることと調理工程が非常に簡単なこともあってか、映画館を筆頭に人が集まる場所では出店のメニューとしてよく見かける。デパートなんかだとアンパンマンやハローキティのポップコーン(自動販売機型)もあるほどだ。そしてその軽い口当たりとカロリーの低さ、フレーバーの多彩さから消費者サイドからも根強い支持があるのも頷ける。私も映画館に行けば必ずポップコーンは頼むし、家でも映画を見ると決めた日はレンジ一つで作れるタイプのポップコーンを用意するほど好んで属している。特にレンジタイプのポップコーンはAmazonで8袋入りなどのまとめ売りタイプを購入してストックしておくほどだ。
・フライパンで作るポップコーンってどうなの?
しかしそんなポップコーン愛好家の私でも実はフライパンで作るタイプのポップコーンを試したことは過去一度としてなかった。(強いて言えばアルミで作ったフライパンの中にポップコーンの種が密封されたタイプのやつならコンロの火で炙って作ったことはあるが…)そこで今回は業務スーパーで売っていたコチラの商品を使って実際にフライパンでポップコーンを作ってみようと思う。
・作り方は簡単
フライパンで作る場合はこちらでサラダ油を用意する必要がある。一袋に対して大さじ3~4程度のサラダ油をフライパンに引いてポップコーンの種に満遍なく油が掛かるようにゆっくりとフライパンを傾けたりする。
その後、蓋をして弱火で温めつつ種が弾けだしたら軽く横に揺さぶっていくだけだ。
これは簡単、と思って行動に移したのだが―――――――――
・・・出来過ぎではないか?
まだ下の方でポンっと破裂音がするがもはや蓋が浮かび上がるほどポップコーンの山でフライパンがみっちみちなのだ。ポンっと弾けた衝撃で開いた隙間からいくつか落ちたぞ・・・。(3秒ルールで食べたけど)
もはやまだ弾けてない種がいようと関係ない。もう増える嬉しさを超えて勘弁してくれという軽い絶望感すらある。まさにバイバインで栗まんじゅうが増え続けて途方に暮れたのび太となった私は火を止めて溢れそうなポップコーンの山を必至でフライパンの蓋で押さえ続けて弾ける音が止まるのを待ったのだった。
・出来たはいいけど
弾ける音も収まったので恐る恐る蓋を取ってみる。断言する。間違いなく人生で一番大量のポップコーンを目の当たりにした、と言っていい。私の使用しているフライパンはスパゲッティの乾麺を折らずに茹でられるように直径30cmもあるがそれですらギリギリアウトの膨らみようと言えばよりインパクトが伝わるだろうか。
一袋の大きさが割と小袋というか私が愛用していたレンジタイプのものと大きさが近しいのでてっきり一人前用だと思って一袋全部を入れたのが間違いだったのか?と、思ってゴミ箱に捨てた袋を引っ張り出して裏面を見てみると・・・
完全に入れすぎです。
本当にありがとうございました\(^o^)/
・・・ちゃんと作り方を読まないと駄目だな。基本を疎かにしてはいけなかった。(戒め)
・とりあえず
結果的に一度も6人分も作ってしまったがこのままにしとくわけにはいかないのでとりあえず今回食べられそうな量だけでも掬ってボウルに移してみた。
余裕でまだ3/4以上余っている。仕方ないのでネットで「ポップコーン 保存」と検索してみたところ、ジップロックと乾燥剤を使って密封しつつ冷蔵でいけるらしいことがわかった。そして食べるときはレンジで数十秒ほどチンすればいいらしい。
そして今回食べるポップコーンはせっかくなので青のりと塩でのり塩風にして食べることにしたぞ。
せっかくなのでできたての温かいうちに食べてみる。さすがはポップコーン、安価であっても家で作ってもクオリティーの高さは保障されているようだ。サクサクとした食感にこの塩っけが最高に合う。軽い口当たりが次へ次へと口に運んでしまう結果になり20分もしない間に食べ終えてしまった。が、さすがにお腹いっぱい。それこそ味変しておかわりする気も失せるほどに(笑)
・結論
最終的な結論を述べると私はもう二度と買わないだろう。そう、出来合いで売られている方の袋のポップコーンを。なにせ出来合いのと同じ値段で6人分も作れるのだ。作るのも簡単だし出来立ての味の良さも加わるのだから自炊が苦ではない私にはもうコチラを一生リピートしていくしかないだろう。みなさんもぜひ一度試してみてほしい。それも一袋ごと。この膨らんでいくポップコーンを見てワクワクする気持ちから溢れ出そうになった時に絶望に変わる心境を ア ナ タ も 体 感 す る べ き な の だ 。