
ピーマンの肉詰めと言えば子どものピーマン嫌いを克服するために用いられがちな料理だ。ピーマンの内側にひき肉を詰め込んで焼いたものだが、焼くことで柔らかくなったピーマンの食感が良くなるし、苦みも減るし、なにより肉詰めの肉からでるジューシーな肉汁のお陰でほぼハンバーグと遜色ない感想を得ることが出来る。私は特にこのピーマンの肉詰めが好きで、幼少期から親に作るようねだったものだ。また、一人暮らしを初めて自炊するようになってからはあえてピーマンは生の状態で別で用意しておいて、つくね串や小さめのハンバーグと一緒に生ピーマンとドッキングさせて頬張るという食べ方にハマっていた(元ネタはドラマの孤独のグルメの一幕)。
しかし今回は今まで何百回も食べてきた既存のピーマンの肉詰めとはある種全く別のレシピを考えてみたぞ。その名もピーマンのはんぺん詰めだ。その名の通り、挽肉の代わりにはんぺんを詰める。はんぺんももとはスケトウダラなどの魚肉。やわらかいので崩してピーマンに詰めることも可能なはず。ではさっそく作ってみよう。
【材料】1人分
- はんぺん 1枚
- マヨネーズ 小さじ2
- かつお節 1パック(4g)
- 塩昆布 5g
- ピーマン 3個
- ごま油 小さじ2
- 醤油 少々
【作り方】
- はんぺんと具材を練る
まずはんぺんを1cm角に切り分ける。おワンに移したらマヨネーズ、かつお節、塩昆布を入れて手でよく練って混ぜる。
ぶっちゃけ切らなくても手ですりつぶせる柔らかさなんだけどね 
さすがに素のはんぺんは味気ないのでかつお節と塩昆布を投入! 
ビニール手袋を使ってギュッギュッと練っていくぞ - ピーマンを切る
次にピーマンの頭を切り落として縦に半分に切って中のワタを取り除く。ヘタ周りの部分ははんぺんの方に混ぜておこう。
私はケチンボだからね、ヘタ周りの部分もちゃーんと使うんですわ! - ピーマンに詰める
次に切ったピーマンの内側に片栗粉(分量外)をふるい掛けてから6等分にしたはんぺんの生地を詰める。詰め終えた後も上から片栗粉を振るっておく。
粉を振っておかないと生地がピーマンとくっつかないんだよね 
たっぷり詰めよう! - 焼く
あとはフライパンにごま油を引いて中火で熱したところにはんぺん詰めを入れて両面を2~3分ずつ焼いてしっかり焼色が付いたらお皿に盛り付ける。最後に醤油を垂らしたら完成だ。
ピーマン側から焼いてもはんぺん側から焼いても大丈夫だよ 
ひっくり返してみてこれくらいカリッと焼けてたらOK 
完成!
・実食
出来上がりは中々のもの。白を基調にしたはんぺんの具の中に塩昆布やピーマンの欠片が覗いているのは結構可愛らしい。ではさっそく食べてみよう。
まずピーマンの食感はくにゃっと柔らかで食べやすい。しかしもっと驚くのはその中身。はんぺんで出来た具はまるで高級なひき肉のような滑らかな口溶け。いや、むしろこの滑らかさはひき肉で出せるのかとすら思う。魚肉というと淡泊なイメージがするが、かつお節と塩昆布の旨味のおかげか普通のハンバーグと遜色ないほどジューシーに感じた。それでいてはんぺんで出来ているからか、6つ食べても全然胃もたれする気配もなかったぞ。

・まとめ
味 :★★★★★
手軽さ :★★★★★
見栄えの良さ:★★★☆☆
はんぺん詰めは思いつき当初、ただの変わりダネ程度の成功に収まるかと思ったがとんでもないダークホースだった。変わり種どころか寧ろピーマンの肉詰めの進化形と言っていいかもしれない。ピーマンの肉詰め=ひき肉という固定概念は取っ払ったほうがいい。寧ろこれからははんぺんの時代かもしれないぞ!!
~Fin~