ライスペーパーはベトナム発祥の食材で米を薄いシート状に加工して乾燥させたものである。基本的には生エビや野菜などを巻いた生春巻きに使うのだが、当ブログでは生春巻きを作るためには使わない。というか筆者の私が食べず嫌いで今の今まで食べてこなかったのである。ちなみに当ブログでは過去にピザ、餃子、焼売などに使ってきており鶏もも肉とサラミブロックハムに次いで使用率の高い食材にランクインしてきている(笑)
・なぜクリームコロッケ?
今回、なぜクリームコロッケを作ろうと思ったかというと、ライスペーパーのあの包みやすさに可能性を見出したからである。通常のクリームコロッケは中身のクリームを一旦冷凍してからでないとまともに衣をつけることが出来ない。だが、ライスペーパーを利用すればできたてクリームを冷やす必要なく時短で作ることが出来ると思ったのだ。では、早速材料と作り方を書いていくぞ。
【材料】2人分
- 薄力粉 80g
- バター 20g
- 豆乳(牛乳でも可) 200ml
- 塩コショウ 小さじ1
- 冷凍小エビ 100g(冷凍状態)
- サラダ用カニカマ 5本
- ライスペーパー 6枚
- 卵 1個
- パン粉 適量
- サラダ油(揚げる用) 分量外
【作り方】
- 具の下準備
レンチンだと早く解凍できるが、水分が飛びすぎて海老がとても小さくなってしまう 本当はカニ味の強いらしい高いカニカマを食べてみたい…! 端を指で抑えつつ何度も引き裂くようにフォークを動かすと上手くいく まず冷凍小エビをボウルに移して流水で解凍しておく。その間にサラダ用カニカマをフォークで裂いて細かくしておく。
- クリームを作る
片手で振るってもう片方の手のひらに横っちょを当てるとあっという間に終わるぞ このくらいの硬さになったらOK すぐに火を止めよう フライパンにバター入れて中火より少し弱めの火で溶かし満遍なく広げる。解凍した小エビとカニカマを加えて塩コショウで味を整える。薄力粉を振るいながらフライパンに入れてヘラで炒める。その過程で豆乳(牛乳でも可)を半量ずつ加えてその度薄力粉がよく混じるようにヘラで伸ばしていく。写真のような硬さになったら火を止めよう。逆に200ml入れてもまだ粉っぽいようであればもう100ml入れてみるといい。シャバシャバ過ぎる場合は加熱時間を伸ばせば蒸発するから問題ないはずだ。
- ライスペーパーで包む
クリームの量が多少多くてもライスペーパーは伸びるから安心していい 生春巻きが食べられるなら、ぶっちゃけこれでも食べられるということ? ライスペーパーを一度流水で全面を濡らした後に、水で濡らしたキッチンペーパーの上に乗せる。少し待つと柔らかくなるので6等分したクリームを中央に乗せて、ライスペーパーの左右を覆いかぶせて手前から奥に向かって2回で巻いていく。巻いた面は下にしておくといい。
- 衣を付けて揚げたら完成
薄力粉を使わなくてもしっかり衣がついたよ う、うまそ~~~~!!!(なぜピンボケ…)
・実食
外からの見た目は普通のクリームコロッケと変わらない。よく見れば衣の奥にうっすら白色のライスペーパーが覗いているのが分かるくらいだ。食べてみるとしっかり海老やカニカマの食感や風味も楽しめるのは普通のクリームコロッケと同じだが、ライスペーパーを使っているので薄いお餅を一緒に食べているような感覚になるのが幸せでたまらない。これは確実に普通のクリームコロッケを超えた存在になったと言えるだろう。
・まとめ
味 :★★★★★
手軽さ :★★☆☆☆
見栄えの良さ:★★★★☆
味は星5を超えて6にしたいくらいだ。ただし、このブログの手軽さの基準で考えると今回の料理は準備するものや洗うものの多さが大きく減点対象となってしまった。作りやすいとは思うが揚げ物が面倒と思う人も多いだろう。だがライスペーパーを買う機会があればぜひ一度試してほしい。確実にこっちのほうがいいと思えるはずだ!